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銀聖

 ここ2日ばかり、イクラどんぶりばかり食べている。と言うのも、妻が一匹買った鮭から筋子をとって、それをミリンにつけたものをご飯にかけて出してくれるからだ。


 妻は、毎年生協で生鮭を注文して、筋子をとっているが、今年家に届いた鮭は小ぶりで、筋子も少なく、物足りないものだった。この時期のイクラ丼を楽しみにしている妻にとっては、とても我慢ができなかったようで、いつも行くスーパーの中にある魚屋に、生鮭が欲しいと相談したところ、写真のような立派な鮭を仕入れてくれた。「入りましたよ」と電話があったので、私も魚屋までついていったが、渡された発泡スチロールの箱はずしりと重く、かなり大きな鮭だというのが分かった。家に戻って、早速箱を開けて、本当に大きな鮭だと実感したが、こんなシールが貼ってあったから、上物であることは確かだろう。



 今調べたら、この銀聖という鮭は、『北海道の日高町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町など日高振興局管内の海域で、定置網漁業で漁獲される天然秋鮭のブランド名称』なのだそうだ。
 さらにこんな記述も見つかった

■銀聖(ギンセイ)
若い鮭だが、大人もビックリするような3.5キロを超える巨大な鮭。人間で言えば中学生~高校生なのにヘビー級な感じ。精巣や卵巣は出来たてで、筋子や白子は最強の状態。ようは「思春期の鮭」。その身体もヘビー級スポーツ選手の様に非常に引き締まっておりウマい。10000匹に100匹程度しか捕れないらしい。
■筋子
「北海道産」をうたう数多くの筋子の中でも、「比類無き最強の筋子」は間違いなく「銀聖」の筋子。一般的な筋子よりも粒は小さく表面を覆う膜も非常に薄い。そして、中は「これ筋子?」と思うくらい超濃厚。

 こんな貴重品だとはつゆ知らず、イクラ丼は口の中にかき込んでしまった。もうちょっと味わいながら食べれば良かったと後悔しているが、確かにおいしいことはおいしかった。妻が一時間ほどかかって丁寧に解体した身も、おいしかった。

 しかし、あの魚屋、こんな鮭を仕入れてくるなんて、ただ者じゃないな・・。



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