「パッチギ」

★　井筒監督の「パッチギ」を観た。本当にいい作品だった。映画に熱中させられた。映画を見ている間は、すべてのことが忘れられて、作品に集中できた。このような作品を残せる井筒監督はすばらしい。

★　キョンジャ役の沢尻エリカさん。すっごくかわいかった。見事にキョンジャになっていた。今では死語でしょうが「胸キュン」になりました。他のキャストも力一杯の演技で、それが作品全体の迫力になっているんだと思った。

★　舞台が京都というのも愛着がもてた。イムジン河と鴨川がダブッて、北と南を隔てる河は、日本人と在日朝鮮・韓国人を隔てる川でもあるのだと思った。このような映画がある限り、まだまだ日本映画も楽しめると思った。

武春さんの「大忠臣蔵」を聴く

☆　久しぶりに国本武春さんの「大忠臣蔵」のＣＤを聴いた。いい声だ。超技巧の三味線のテクニック。絶妙の語り。それに僕はバラードのメロディーが好きだ。討ち入りのあとの静かな曲は、泣けてくる。そこだけシングルカットしてほしいくらいだ。

☆　授業をしてて、話芸の大切さを感じる。人に話を聞いてもらえる話し方をもっと勉強したい。

☆　落語、漫談、講談・・・天性のものもあるが、訓練による技術と人間的な迫力。プロは「間」の取り方がうまい。修行しないとね。