★ 公立高校中期テストまであと9日。近隣中学校の学年末テストまであと2日。いよいよ今年度の締めくくり。今日は新年度に向けて在塾生向けの継続案内をつくった。スポーツ選手の契約更改のように1年の成果が判定される。
★ 新規生の募集も急がねば。急に需要が増えたとかでラスクルは受け付けを止めていた。回復次第広告を発注しなければ。最近は新聞購読者が激減し、折り込み広告の効果も下がっているが。
★ さて、昨夜は映画「PLAN75」(2022年)を観た。少し前に、ある人が「高齢者は集団自決すべき」と言って話題になっていたが、この作品に通じるものがある。
★ 75歳以上の高齢者は安楽死を選択できるという法律が通った。主人公の女性は78歳。高齢を解雇され、月15万円程度の収入を断たれる。この分では住居からも退去させられそうだ。新たな仕事を探すものの、年齢でひっかかる。同僚の孤独死を目の当たりにして。彼女は遂に「PLAN75」を申請する。
★ 超高齢化社会、子どもに予算を回すには高齢者予算を減らさざるを得ない。手っ取り早いのは、先の御仁の説ではないが、高齢者に退場いただくということらしい。あくまで個人の意思を尊重するとは言いながら、外圧は強く、役所もキャンペーンを展開している。まるでマイナンバーカードの申請やコロナワクチンの集団接種のようだ。
★ 映画で描かれているのは架空の話だが、近い将来現実になるかも知れない。
★ 亡くなった高齢者たちの遺品を整理する職員の様子は、シンドラーのリストの場面を思い起こす。これも体の良いホロコーストなのかも知れない。現代版の「姥捨て山」だ。
★ この社会はかくも貧しくなってしまったのだろうか。