★ 中山七里さんの「ドクター・デスの遺産」(角川文庫)を読み始めた。安楽死をテーマとした作品のようだ。
★ さて、たまたまながら映画「ブレイン・ゲーム」(2015年)を観た。連続殺人の捜査は難航していた。FBI捜査官は「ある出来事」のために、今は人とのかかわりを控えている元同僚(?)の医師に協力を依頼する。彼には予知能力があった。
★ ストーリーが進むと連続殺人犯の動機が、この医師への挑戦(あるいはリクルート)であるのがわかってくる。予知能力を持つ二人の男の心の対決。それはまるで天使と悪魔の対決のようだ。
★ 殺人犯は不治の病を予知し、その苦しみから解放するために安楽な死を与えていると主張するのだが。
★ 医師役にアンソニー・ホプキンス。「羊たちの沈黙」のレクター博士のイメージが強くて、沈黙して座っているだけで何か怖い。さすがに高齢とあって、走るシーンは辛そうだった。
★ 豪華なキャストを揃え、斬新な映像を駆使している割に、作品として迫るものがないのは何故だろう。多くのことを盛り込み過ぎているのかも知れない。
☆ さて、京都新聞の朝刊、「天眼」のコラムは「すっかり呆けないうちに」という題で、瀬戸内寂聴さんが書かれていた。100年前のスペイン風邪から筆をおこし、昨今のコロナ騒動にも言及。今やあの世に先だった友人の数が現世の知人よりも多くなったと、老いの日々を語る。最後の「ああ!!」の嘆息が実に印象に残った。
★ さて、たまたまながら映画「ブレイン・ゲーム」(2015年)を観た。連続殺人の捜査は難航していた。FBI捜査官は「ある出来事」のために、今は人とのかかわりを控えている元同僚(?)の医師に協力を依頼する。彼には予知能力があった。
★ ストーリーが進むと連続殺人犯の動機が、この医師への挑戦(あるいはリクルート)であるのがわかってくる。予知能力を持つ二人の男の心の対決。それはまるで天使と悪魔の対決のようだ。
★ 殺人犯は不治の病を予知し、その苦しみから解放するために安楽な死を与えていると主張するのだが。
★ 医師役にアンソニー・ホプキンス。「羊たちの沈黙」のレクター博士のイメージが強くて、沈黙して座っているだけで何か怖い。さすがに高齢とあって、走るシーンは辛そうだった。
★ 豪華なキャストを揃え、斬新な映像を駆使している割に、作品として迫るものがないのは何故だろう。多くのことを盛り込み過ぎているのかも知れない。
☆ さて、京都新聞の朝刊、「天眼」のコラムは「すっかり呆けないうちに」という題で、瀬戸内寂聴さんが書かれていた。100年前のスペイン風邪から筆をおこし、昨今のコロナ騒動にも言及。今やあの世に先だった友人の数が現世の知人よりも多くなったと、老いの日々を語る。最後の「ああ!!」の嘆息が実に印象に残った。