じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

高校無償化の影響

2009-06-29 03:24:10 | Weblog
★ 政権交代が現実味を帯びてきた。そうなると民主党のマニュフェストが実行されると言うことか。

★ 確か、民主党は高校の授業料の無償化を提唱していた。時期や内容、方法などはまだ未知数だが、公立高校は無償化し、私立高校については授業料相当分をなんらかの形で補てんするのだろう。

★ そうなると、実質的なバウチャー制度だね。

★ 公立、私立の勢力地図が大きく変わりそうだ。京都府だったら、私立難関校は公立の健闘で優秀な生徒の確保に苦戦しているが、失地回復のチャンスだ。

★ 京都成章、京都橘、京産大付属、龍大付属などにもビジネスチャンスが到来か。このレベルは公立と私立がしのぎを削るのだろう。

★ 上位層が私立に行くと公立の定員に空きが出る。公立の門が広くなる。そうなると私立の底辺校は、一層特色を出さないと経営が苦しくなりそうだ。

★ 公立も親方日の丸で、安心はしていられない。生徒のレベルが下がれば生徒指導がさらに難しくなるし、定員割れが続けば統廃合の声も上がってくるだろう。

★ 今や準義務化した後期中等教育(高校)。幼保とともに無償とするのは実に良い政策だと思う。 
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地域総合大学(案)

2009-06-25 12:20:31 | Weblog
★ 教育大学の在り方について、先に「師範大学」(案)を書いたが、もうひとつプランがある。それは「地域総合大学」という考え方である。

★ いわば「コミュニティカレッジ」構想だ。「学芸大学」の発想にも似ているのだろうが。

★ 広く市民に開かれた教養課程の大学といったイメージだ。教員養成はこの基礎課程の上に専門職大学院で養成すればどうか。教員養成は6年制となる。

★ 2年間の専門課程だけで教員養成が不十分と言うなら、学部に教職基礎課程を併設し、それを履修したものに専門課程への門を開けば良い。他の大学卒業者も同様に、大学での基礎課程を修了し、専門職大学院で専門課程を修了した者に教員免許状を発行するようにすればよい。

★ 大学卒業レベルでは「仮免」、専門職大学院を修了した者に「本免」を授与するようなものだ。

★ 教員には広い視野や社会とのつながりが求められる。専門性と同時に、異年齢の人との関わりや専門外の学習、実践によって人間性を高めて欲しいものだ。
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師範大学(案)

2009-06-25 11:45:33 | Weblog
★ 時代に逆行する発言をお許し願いたい。

★ かつての師範学校は戦後学芸大学と改称され、その後それらの多くは教育大学と再び名を改められた。

★ 学芸大学は、戦前の師範教育の反省を踏まえて「リベラルアーツ」、つまり教員に高い教養や科学的な考え方を身につけて欲しいと言った願いが込められていたのだろう。また「開放制」といった教員養成の在り方にも連動したネーミングであった。

★ 教育大学への改称は、専門機関による教員養成の必要性という発想がより色濃く出ている。

★ 高度経済成長を経て、大学進学率が増え、それと反比例するかのように教員の社会的地位は低下していったように思う。

★ 教員の待遇は大きく改善された。石川達三著「人間の壁」などを読むと、かつての教員が貧しさにいかに耐えていたのかがわかる。かつては「デモシカ」先生などと言われたが、教員採用の門が狭まる中で、教員の質は比べものにならないほど高まっているはずであった。

★ にもかかわらず教員のイメージは大きく変わった。

★ 確かに社会の変化は大きい。「権威」を素直に認めない、「権威」を茶化す傾向が広まった。それが風刺であるうちは良かったのであろうが、今や弱い者いじめに化している。

★ 父母の学歴の高さが教員の価値の低下にもつながっている。教員が何をもって専門職と自負するのか、それが見えにくくなっている。こうした状況を受け、大学院での教員養成が志向されているが、どれほどの効果が上がっているのだろうか。

★ 昨今はより実践的な教育力(経営力)を養成すべく教職大学院も設立された。制度改革は着々と進んでいるが、実効性はまだ未知数だ。

★ こうした中で起こった教育大学の不祥事。問題はたまたま教育大学で起こったに過ぎないのかも知れない。教育大学であるがゆえのバッシングは気の毒な面もあるが、それは教育大学あるいは教員養成と言った営みが社会からまだ期待されている存在であるが故の失望と批判であろう。

★ 大学当局は、教員にはより一層高いモラルが必要であるといったコメントを発表していた。

★ ならば一層「師範大学」と名前を変えてはどうか。市民の範たる人材の養成を目指してはどうか。市民の範とは何かその吟味を踏まえて考えてはどうか。

★ かつての教員の「権威」は天皇制に由来していた。宗教的でさえあった。現代社会において、何をもって権威づけるのか。高圧的に上から押し付けられる時代ではない。結局は教員一人ひとりの「専門性」「人間性」に頼らざるをえないようだが、であるなら、その「専門性」「人間性」の内容の吟味と養成方法の研究を急がねばなるまい。
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「刑事一代」

2009-06-22 00:16:09 | Weblog
★ テレビ朝日の特番ドラマ「刑事一代」を観た。2夜連続と言うところに局の意気込みが感じられるが、期待通りの力強いドラマだった。

★ 数々の難事件を担当した名刑事、平塚八兵衛氏の一代記。いつのながら渡辺謙氏の演技が光っていた。

★ 「ハゲタカ」でも渋い演技を見せてくれた柴田恭平氏も良かった。

★ 男臭いドラマだったので視聴率は心配だが、父の日にふさわしいドラマだったのではなかろうか。

★ 最近は不況の中、放送局も経費削減の様子。カネと手間のかかる本格的なドラマは敬遠されがちだが、こうした「技あり」とも言えるドラマはもっと見せて欲しいものだ。
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危機意識の差

2009-06-18 15:41:45 | Weblog
★ 大学生の非行が相次いでいる。今度は近畿大学の学生2人が強盗容疑で逮捕された。大学は逮捕された学生を無期停学処分にするとともに彼らが所属するボクシング部を廃部とした。

★ 近大ボクシング部は実績のある名門クラブだと言う。そのクラブでも廃部にするというのは、大学の毅然とした態度の表れなのだろう。

★ 「教育的配慮」を連発し、隠蔽体質と批判された某教育大学との差が目立つ。背景には私立大学と親方日の丸の国立(正確には独立行政法人だが)大学との危機意識の差があるのだろうか。

★ 後に改められたが、問題の教育大学のホームページに掲載された最初の学長のメッセージには「一部の学生の非行とはいえ」と言った表現が見られた。

★ 危機意識の甘さが感じられた。その大学も今は学生の心ない書き込み対応に追われている様子。破廉恥な事件も事件だが、それを面白がって匿名の書き込みをする学生のレベルもひどいものだ。

★ それに対して、ネット上での個人的な意見を封じ込めようとする大学の在り方もどうかと思う。被害者への誹謗、中傷などはもってのほかだが、かん口令を敷き、表面上を取り繕うがごとき体質は、教育界でよく見かける光景だが、違和感を感じる。

★ いつから、こんな大学になってしまったのだろうか。
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女性内閣の可能性

2009-06-16 23:07:52 | Weblog
★ 支持率低迷内閣を抱える与党。総選挙と都議選のダブル選挙という策も飛び出した。現実にはありえないということを慮れば、さりげない総理大臣への退場勧告なのだろう。

★ サミット花道と言うと去年もどこかで聞いたような話だ。自民党の代議士会では「大政奉還」といった発言も飛び出した。もはや下野は必至とあきらめ顔の代議士も目につく。これでは、戦いになるはずもない。

★ 戦う前に戦意喪失だ。

★ 不振が続いてお家騒動が起こるのは、かつての某球団でよく見られた光景だ。今や内閣が揺れだした。ブレる総理も総理なら、更迭されて恨み節を言う大臣も大臣だ。資質、品格、節操、こうした言葉が躍る時代は不幸なのだろう。

★ 昨日の「お友達」は今日の敵。政治の世界、一寸先は闇だとは誰が言った言葉だろう。

★ 古の物語のように、国が乱れたら、女帝を立てて平定するか。

★ 最有力は野田聖子氏か。いっそう閣僚の過半数を女性で占め、女性内閣でも組織すれば、いい勝負になるかも知れないね。
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「太陽の塔」と新幹線

2009-06-16 22:44:46 | Weblog
★ 新幹線を初めて見たのは幼稚園児の頃だった。夢の超特急が開通すると言うので、東福寺近くにあった幼稚園から通園バスでわざわざ京都駅まで見に行ったものだ。

★ ホームに滑り込んでくる新幹線。幼稚園児にとってどれほど魅力的だったかのかは、今では思い出せない。

★ 母に連れられて東京オリンピックの聖火ランナーを見に行った時の方が印象に残っている。といって、私はなぜか不機嫌で、一瞬に通り過ぎていくランナーをはっきりとは見なかったけれど。

★ 万国博覧会は小学校6年生の時だった。学校の遠足で行った。アメリカ館など人気のパビリオンは長蛇の列で、結局は名前も知らないようなアフリカの国の展示場を回っていたが、お祭り広場の雰囲気は味わえた。

★ 子どもながらに、時代とともに生きていると言った感覚はあった。

★ それから早くも40年。報道ステーションでは「日本が元気だった時代」というフレーズが何回も繰り返された。

★ 日本が元気だった時代、その前に自民党のニュースがあったから、言いかえれば自民党が元気だった時代ということか。池田、佐藤、田中と歴代総理大臣が活躍し、学園紛争などもあったけれど、右も左もみんな元気に頑張っていた時代だった。

★ 来年は戦後65年か。新生日本も熟年から老年にさしかかるのか。人生80年時代、まだいくらかの月日が残されている。新たな新生に向けて、何かを残せれば良いのだが。
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ヒョウが降る

2009-06-16 16:25:54 | Weblog
★ 宇治市周辺は4時15分ぐらいから激しい雷雨。こんな嵐は初めてだ。

★ 大粒の雹(ヒョウ)が窓に激しくあたっている。さっきから落雷も続いている。雷が大砲で、雹は機関砲だ。

★ 中原中也の詩のように、コツンコツンと氷が窓を直撃している。

★ この集中豪雨は被害が出そうだ。
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「ええじゃないか」

2009-06-16 11:12:38 | Weblog
★ 幕末、民衆の間で「ええじゃないか」踊りが一大ブームとなった。天から御札が舞い降りて、これは慶事の兆しと人々が踊り狂ったと言う。

★ その起源には諸説がある。幕末から明治へ時代が大きく変わる中での民衆運動であったとか、倒幕派の陰謀であったとか。最初は何らかの意図があったかもしれないが、ブームとなってしまえば、あとはお祭り騒ぎだったのだろう。

★ 背景に社会全体の閉塞感があったことは想像できる。

★ 時代は変わって、昨今は空からおたまじゃくしや小魚が降ってくる。竜巻説や鳥原因説、さらにはUFO説まで諸説が飛び交っているが、確証はまだない。

★ 御札と違って慶事の兆しとは思えないが、経済危機やインフル騒動、北朝鮮情勢など社会が閉塞し人々に不安感が広がっている点は過日と似ているようだ。

★ 江戸幕府ならぬ自民党政権も倒壊寸前。早くも沈没船から新たな船に乗り換えようとしている人々も目につきだした。

★ 崩れゆく与党、女性党首でも立てて起死回生を図るか。体質が変わらなければすぐにメッキははげそうだが。

★ 現代版「ええじゃないか」は起こるのかな。「今年は世直りええじゃないか」
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郵便不正の波紋

2009-06-15 02:26:02 | Weblog
★ 郵便不正事件で、厚生労働省の現職局長が逮捕された。不正は長年続けられたと言うことで、省ぐるみの組織的関与の有無や、「議員案件」というから、政界への波及がこれからの捜査のテーマとなろう。

★ 昨今、厚労省分割案が取りざたされたが、影響があるかも知れない。政界への波及は総選挙への影響があるかも。不正が行われたのは2004年。厚生族の議員を思い浮かべれば、大がかりか事件に発展するかもしれないね。

★ それにしても今回の事件、キャリア官僚とノンキャリア官僚の溝を改めて感じた。最初に逮捕されたノンキャリアの係長は悲哀に満ちていた。一方の局長は、次官候補とまで言われるキャリア官僚のホープだ。容疑を否認しているようだが、どこまで粘れるか。

★ 身に迫る危機におびえている高級官僚や政治家はどれほどいるのだろうか。西松建設事件に次いで、政界の新たな火種となりそうだ。
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