★ 京都府公立高校一般入試の志願者数が発表された。
★ 山城圏では中学卒業生が減ることから定員が120名削減され、折からの経済状況の中、私立志望者が公立に流れ倍率が上がるのではないかと思われていたが、実際は昨年とほとんど同様な倍率となった。
★ 今年度志願者が増えたのは、田辺、莵道、東宇治。「志願者数ー定員」の数字で見ると昨年と比べて、田辺が+34、莵道が+30、東宇治が+25となっている。
★ 一方、志願者数が減ったのは、久御山-28、西城陽-20、南陽-19、木津-19、城陽-5となっている。
★ 一般的な傾向としては、昨年志願者の多かった高校が今年は減少し、昨年少なかった高校で増えている。
★ 南陽はもっと倍率が高くなると予想されていたが、アナウンス効果の影響か1.10倍。南陽は第1希望者が中心で、受験当日の欠席率も高いことから、今年はほぼ全入になりそうだ。
★ 同じく進学校として人気のある莵道は、今年は1.15倍と少し狭き門となった。
★ 南陽、莵道に次ぐ進学校である西城陽は1.02倍と第1志望者だけではほぼ全入。南陽、莵道から第2志望者がどれほど回ってくるかだが、南陽は倍率が低いからまず回ってこない。莵道を第1志望とする生徒は東宇治か久御山を第2志望とする場合が多いから、あまり回ってこないだろう。
★ 「中位レベルの生徒を受け入れ実力を伸ばす」と評判の東宇治は昨年Ⅱ類英語科が定員割れしたから、今年から一括募集となった。定員も減ったことから、今年は1.15倍と少し難しくなった。莵道からの第2志望者もあるだろうから、更に難関になりそうだ。
★ 「勉強とクラブ活動の両立」をめざす久御山は1.08倍とやや広き門。最近人気が高まって「受験者が増えるのでは」と言われていたことがかえって受験者を減らしたようだ。ただ第2志望として久御山を選んでいる生徒がかなり多いから油断は禁物だ。
★ 今年から学校改革が始まる城陽。「定員割れするのでは」と噂されていたが、昨年よりは少し志願者が減ったものの1.15倍と高い倍率となった。
★ 今年志願者が急増した田辺は第1志望者だけで1.34倍。田辺に入れなかった生徒が第2志望としてどこを選んでいるかによって、城陽、木津の難易度が変わる。
★ 木津は定員減が敬遠されたためか、1.10倍だった。
★ 京都八幡は240名の定員に対し既に185名が内定。残る55に対して35名が出願。第一志望だけでは定員割れとなった。第2志望あるいは第3志望者の受け皿となりそうだ。
★ 城南と西宇治が合併(実質的には西宇治の吸収合併)して誕生した城南菱創は単位制で内定者を除く定員65に対し、93名が出願。1.43倍となったが、予想されていたほどには倍率が上がらなかった。
★ 昨今、受験者の安全志向が高まっている。レベルの高い高校で競い合うことよりも、そこそこの高校で楽に過ごし、指定校で大学に入りたいといった生徒が増えているように思う。
★ 受験者の中には第1志望だけ(そこに合格しなければ私立高校へ進学する)、あるいは第2志望までしか希望していない人もいるので、実質の競争率は更に低くなると考えられる。
★ 受験は3月6日、発表は17日。健闘を祈りたい。
★ 山城圏では中学卒業生が減ることから定員が120名削減され、折からの経済状況の中、私立志望者が公立に流れ倍率が上がるのではないかと思われていたが、実際は昨年とほとんど同様な倍率となった。
★ 今年度志願者が増えたのは、田辺、莵道、東宇治。「志願者数ー定員」の数字で見ると昨年と比べて、田辺が+34、莵道が+30、東宇治が+25となっている。
★ 一方、志願者数が減ったのは、久御山-28、西城陽-20、南陽-19、木津-19、城陽-5となっている。
★ 一般的な傾向としては、昨年志願者の多かった高校が今年は減少し、昨年少なかった高校で増えている。
★ 南陽はもっと倍率が高くなると予想されていたが、アナウンス効果の影響か1.10倍。南陽は第1希望者が中心で、受験当日の欠席率も高いことから、今年はほぼ全入になりそうだ。
★ 同じく進学校として人気のある莵道は、今年は1.15倍と少し狭き門となった。
★ 南陽、莵道に次ぐ進学校である西城陽は1.02倍と第1志望者だけではほぼ全入。南陽、莵道から第2志望者がどれほど回ってくるかだが、南陽は倍率が低いからまず回ってこない。莵道を第1志望とする生徒は東宇治か久御山を第2志望とする場合が多いから、あまり回ってこないだろう。
★ 「中位レベルの生徒を受け入れ実力を伸ばす」と評判の東宇治は昨年Ⅱ類英語科が定員割れしたから、今年から一括募集となった。定員も減ったことから、今年は1.15倍と少し難しくなった。莵道からの第2志望者もあるだろうから、更に難関になりそうだ。
★ 「勉強とクラブ活動の両立」をめざす久御山は1.08倍とやや広き門。最近人気が高まって「受験者が増えるのでは」と言われていたことがかえって受験者を減らしたようだ。ただ第2志望として久御山を選んでいる生徒がかなり多いから油断は禁物だ。
★ 今年から学校改革が始まる城陽。「定員割れするのでは」と噂されていたが、昨年よりは少し志願者が減ったものの1.15倍と高い倍率となった。
★ 今年志願者が急増した田辺は第1志望者だけで1.34倍。田辺に入れなかった生徒が第2志望としてどこを選んでいるかによって、城陽、木津の難易度が変わる。
★ 木津は定員減が敬遠されたためか、1.10倍だった。
★ 京都八幡は240名の定員に対し既に185名が内定。残る55に対して35名が出願。第一志望だけでは定員割れとなった。第2志望あるいは第3志望者の受け皿となりそうだ。
★ 城南と西宇治が合併(実質的には西宇治の吸収合併)して誕生した城南菱創は単位制で内定者を除く定員65に対し、93名が出願。1.43倍となったが、予想されていたほどには倍率が上がらなかった。
★ 昨今、受験者の安全志向が高まっている。レベルの高い高校で競い合うことよりも、そこそこの高校で楽に過ごし、指定校で大学に入りたいといった生徒が増えているように思う。
★ 受験者の中には第1志望だけ(そこに合格しなければ私立高校へ進学する)、あるいは第2志望までしか希望していない人もいるので、実質の競争率は更に低くなると考えられる。
★ 受験は3月6日、発表は17日。健闘を祈りたい。