NHK総合の『NEXT 未来のために』の番組で、2月3日深夜、「大人になりたかった少年 作家・野坂昭如の“戦争”」が放送された。
野坂昭如氏は昨年12月に85歳で亡くなった。
「焼跡闇市派」と言い、直木賞を受賞した「火垂るの墓」は、実体験をもとに書かれたと聞いていた。
ご自身、戦災孤児で、小さい妹さんを「火垂るの墓」のように亡くした方でありながら、早稲田大学に進学、中退という生い立ちに、どういう経緯かと思っていたが、放送を見た後、ネットで少し調べたら、複雑な経歴に納得した。
Amazonで、「火垂るの墓」の中古本を発注して待っていたちょうどそのころ、短歌の番組で、佐佐木幸綱先生が、野坂昭如氏の作品について、
「文体に特徴がある、句点がない」
と話されていたのをお聞きした。
「火垂るの墓」
「火垂るの墓」は、スタジオジブリのアニメでも観たし、松嶋菜々子さんが出演したテレビドラマも拝見した。
本を読んでみたいと思っていたので、きょう届き、さっそく読んだところ、あっという間に読み終えてしまうほど、短い短編だった。
佐佐木幸綱先生のお話通り、句点がなかなかでてこない、読点でつないだ文章だった。
しかし、その短い小説が映像にすると長いストーリーなのだ。
戦争では、このように悲しい死が現実にいたるところで起きていたのだと、あらためて思った。
野坂昭如氏は昨年12月に85歳で亡くなった。
「焼跡闇市派」と言い、直木賞を受賞した「火垂るの墓」は、実体験をもとに書かれたと聞いていた。
ご自身、戦災孤児で、小さい妹さんを「火垂るの墓」のように亡くした方でありながら、早稲田大学に進学、中退という生い立ちに、どういう経緯かと思っていたが、放送を見た後、ネットで少し調べたら、複雑な経歴に納得した。
Amazonで、「火垂るの墓」の中古本を発注して待っていたちょうどそのころ、短歌の番組で、佐佐木幸綱先生が、野坂昭如氏の作品について、
「文体に特徴がある、句点がない」
と話されていたのをお聞きした。
「火垂るの墓」
「火垂るの墓」は、スタジオジブリのアニメでも観たし、松嶋菜々子さんが出演したテレビドラマも拝見した。
本を読んでみたいと思っていたので、きょう届き、さっそく読んだところ、あっという間に読み終えてしまうほど、短い短編だった。
佐佐木幸綱先生のお話通り、句点がなかなかでてこない、読点でつないだ文章だった。
しかし、その短い小説が映像にすると長いストーリーなのだ。
戦争では、このように悲しい死が現実にいたるところで起きていたのだと、あらためて思った。