1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2256話目】1年に数人、どこぞの拝み屋さんに「先祖が悪霊になっとる」と言われたとかで、拙僧のお寺に。「うちは、悪霊退散祈願などしとらん。その拝み屋さんに、言った責任を最後までとってもらいな」と。

2021-09-10 13:17:41 | 法話
読者僧侶が「長い間、先祖を悪霊、祟りの対象にして布教を。が、住職が『亡き人を愚弄するのもいい加減にせい。失礼にも程がある』と。何の根拠もなく、失礼にも私は。が、信者の中には『今更、悪霊などおらんと言われても』と離れていった人も。だけど、残られた人達は『何か、スッキリした』と喜んでくれて」と。

【追伸】
住職という仕事をしておりますと、潜在意識の中に面白い夢を見る事がございましてね。先日も、夢と知って見ている夢の中で「おい、こら、住職、起きろや」と。目を開けると、天井から頭に三角巾を付けた爺様が顔だけ出して「わしの息子が、人生が上手くいかんを、わしのせいにして、どこぞの拝み屋と2人で、事もあろうに親であるわしに、悪霊退散の護摩祈祷を毎日。が、当のわしが悪霊じゃないから、そんな祈祷、わしに何の影響もないし、息子の人生が改善される訳でもない。何か、見ていて悲しくなるわい」「で、拙僧にどうしろと」「どうもせんでいい。が、親を悪霊扱いするアホが、世の中満載じゃ。ツイッター法話で度々、注意してくれればよか」と。で、夢から覚めるって、パターン。「ツイッター法話で」と、幽霊さんが言うところが、夢らしいでしょ。ところが後日、これに似た話が、お寺に舞い込んで来ます。ただの偶然ですよ。これも1つの縁なんでしょうね。

投稿写真は、わが寺の護摩法要。但し、悪霊退散祈願などはしませんが。






読者高校生が「住職さんは、ツイッター、Noto 、spoon (生声)で、法話の提供を。芸能事務所などに入って、日本各地の田舎に足を、なんて考え方はないの。僕の爺婆は、田舎暮らしで何の楽しみも」と。

2021-09-10 09:58:08 | 法話

読者高校生が「芸能事務所に入って『おもろ法話』を日本各地で、という考え方はないの」と。「何、それ」「だって、サンミュージックには森田健作知事、タイタンには橋下徹さんなど、文化人が」「頭の隅にもないし、先ず、あの方々とはレベルが違い過ぎ」「だって、投稿出来ないおもしろ話、沢山あるんでしょ」と。

【追伸】
この高校生からの問い掛けは、ある意味「なるほど」と思わん事も。拙僧には無理だとしても、世の中には話の上手い坊さんが、発掘すれば恐らく山ほど。だが、俗世界に身を置いてない為、自分を売り込む手段を持たず。そこに芸能事務所が仲立ちをしてくれれば。現在日本では、約75000寺院の内、3万寺院が住職不在に。田舎の方の寂しいお年寄り達に、法話提供(落語法話、漫談法話など)は喜ばれるかも。需要と供給が上手くいけばの話だが。新境地の開拓だね。やっぱ、若い人の頭脳って、斬新だね。こういうのを、イノベーションって言うんだろうね。