1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2258話目】子供のいない老夫婦(90歳、87歳)が「住職、生きるのも大変だが、死ぬのも大変だな。現金(預金)はどうにかなるが、家と土地、山は、どうにかしないと、甥と姪に大変な迷惑を掛ける事に」と。

2021-09-14 14:17:47 | 法話
檀家婆様が眠れないので睡眠薬を爆飲み。朦朧状態で5日間入院中、看護師長(女性)に「あんた、必殺仕事人でしょ。主人の妹を殺して」「何故」「子供のいない私達夫婦の全財産を狙っとる」「承知した」「仕事料は10万円で」「いや、1円でよか」と。婆様は、この会話を全く。後から聞いて婆様、驚愕したそうだ。

【追伸】
因みに、この婆様、非常に穏やかな人で、常日頃、他者の悪口など一切言わない。朦朧状態で本音が顔を出したかな。この婆様は、19歳で大家族の爺様の家に嫁いできて、子供も授かれず、誰も世話をしない義父母を最期まで見送って、気付けば87歳。ご主人の妹さん2人が、この婆様夫婦の財産を狙っているは、悲しいかな、事実。老夫婦には子供がいないので拙僧、司法書士に頼んで財産が残った方に全額いく様に、公正証書を作成するよう指示を。爺様が他界後、婆様が安心して生活出来る様に。爺様、肝臓癌であと1年の診断が出ているのでね。

【連絡】並ちゃん、みさきちゃん、はる君、ゆうちゃん。今日、大阪に仕事の後、高野山へ御礼報謝に上ります。今年、連れて行くと約束したが、時間が取れそうもないので、今度の機会に連れて行きます。許せ。干支の切り絵(来年度の虎)は、何枚必要かいな。連絡くれ。




【2257話目】高校球児が「メジャーリーグの大谷翔平さん、凄いですよね。160キロを超える豪速球を」と。「確かに、凄い。が、もっと凄いは、その球を全球、受ける捕手の方。女房役とは、よく言ったもの」と。

2021-09-14 10:20:23 | 法話
檀家若者が「サザンの桑田さんが、1年限定で『桑田バンド』を結成したは、何故」と。「当時、言われていたが、奥様の出産と『出鱈目なロックをやってみたい』が理由と。今1つは、作曲者はメンバーの演奏技術に合わせ曲作りを。高度な演奏技術者でバンドを組んで、やりたかった音楽を、の理由もあったとか」と。

【追伸】
この若者が「この話って、どの分野にも言える事だよね」と。「そうだね。例えば、高校野球。特にピッチャー。如何に自分が豪速球を投げれても、それを受け取れる捕手がチームの中にいなければ、その力は発揮出来ないもんね。それが原因で甲子園の夢が潰れた高校生が何人かいるよね。全国から優秀選手を引き抜いて、チーム構成する高校を批判する人達もいるが、人材を活かす為には、人材を集めるしか方法がない場合もある。勉強でもそうだよ。頭脳明晰の高校生が集まる学校には、やはり、それなりの教諭が来ないと、教える事など出来んだろ」と。