どうも日本人は疑わんというか、飽きやす好きやすというか。テレビで商品紹介出た途端即品切れ。健康食品ブーム時には知人の奥様が「これ飲めば癌にならん」と１本数万円の物を主人に。が、癌発病。すると今度は「これ飲めば癌が消える」と。前に飲んでた物はなんやねん。のぼせ信仰者にも同じ傾向が。
釈尊が説かれた膨大な教えを全て理解する事等凡人には到底無理。そこで各宗祖が「なればこの科目の専門家として私が教授しよう」と開かれたのが各宗派。よって優劣等ない。理解出来る、勉強したい教えを自分で選べばいい。所謂、大学選択に同じ。ならば私達坊主は生徒の取り合いはあかん。意思を尊重。
寺内で「幼児虐待、少年犯罪は今と昔を比べて」の討論を若者達が。統計では昔の方が少年犯罪は圧倒的多数と。今が多く感じるはネット等の情報拡散。が現在の方が子供の外遊びは危険。昔は各町に他人の子でも怒る大人が何人も。その大人が同時に子供達を守護。向こう三軒両隣の衰退と共に希薄な世の中に。
元大阪市長の番組で政治家の名誉や権力の「個人欲」が話題に。ある程度欲が思い通りになるは個人の場合だけかな。誰か１人絡めば主張争いが。それが何十人、何百人ともなると。家族の中でさえ自分の欲を満たす為には誰かを犠牲にせにゃならん。時間もお金も限りがあるからね。そう考えると国政は大変。
葬式で故人にお礼を言わんと気が済まんという人達が。逆に故人もその大半が世話になった方々にお礼を言えずに旅立つ。子孫に「私に代わってお礼を」と託すが葬式時の答礼。所謂葬式は「有難う」の交換会にて。場所を閉じたらあかん。最期は故人を知る多くの人達で囲み「お疲れ様」と送ってあげようや。