夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

介護つき老人施設へ友を訊ねて

2007-01-24 19:08:53 | Weblog

  珍しく今日心配していた方からの年賀状が届きました。配達が遅れていた
  のではなく、やっと本人が文字を書くことが出来たからなのでした。

  となりの町,阿児町にある介護付き老人施設(有料)に3年あまり前から入所
  しているYさんです。わたしより6歳上で、5,6年前からパーキンソン病に罹り
  独りでの暮らしは到底無理となり施設で世話を受けることになりました。

  定年近くまで教職についていましたから、経済的にはなんら問題はないので
 すが日常生活(特に歩くことがおぼつかない、これはパーキンソン特有)で困難
 を来たすわけです。

    ここの施設では、広い部屋(12畳ぐらい)にバストイレつき厨房セットもあり
  ます。毎日ヘルパーさんや施設の方が掃除、洗濯、お風呂、となりのデー
  サービス(月 金の2日)、天気のよい日にリハビリを兼ねて散歩(買い物も
  するとか)と至れり尽くせりの世話をしてくれます。

   わたしは、施設の方とも顔馴染みになり、玄関からそのまま直接Yさんの部屋
 へ行きます。元気な顔を見るだけでも安心します。お菓子をもって行き、二人で
 話しながら1,2時間過ごします。家を訪ねるのと同じです。

    今日は幸いお風呂に入れてもらった後でした。ヘルパーさんとも話をし、
 今すごく調子が良いということでした。

    お医者さんに「字も練習しては」と言われ、 少し書いたら
 「手が振るわなかったわ。」とうれしそうに言っていました。パーキンソンは
 手や足
 が自然に震える病気ですから・・・・・

  ですからやっと自分の手で年賀状を書くことが出来たのでした。いつもの字
 ではないですが、一生懸命に書いた字だと思うと誰のよりうれしく涙が出るほど
 です。

   お元気の頃は,旅行や演劇 音楽会、食事会、ブティックなどでの買い物
 わたし達はよく行ったものです。俳画もされ茶道もされていました。本人は
    「もういろんなことを出来たから、良かったわ。」
  と達観しておられ、わたしも
    「近くだからまたくるわ。」と1時間半ほど居て、帰りました。