NHK「紅白」で歌われた「千の風になって」の写真詩集をスイミング仲間から
お借りしました。
「紅白」はあまり見なかったのですが、この時からは見ていました。すばらしい
詩に感動しました。 原詩は作者不詳 (1部にはイギリスの兵士の詩とも言わ
れる)
日本語詩は芥川賞作家であり、写真家の新井 満(まん)氏で作曲もされ、
「紅白」でオペラ歌手秋川雅史さんによって歌われたのです。
、
わずか70ページの薄い本です。1ページごとに1節ずつ詩が載せられています。
声に出して読んでもと書きました。
千の風になって
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
千の風に 千の風になって
あの 大きな空を 吹きわたっています
あの 大きな空を 吹きわたっています
これは英語詩で訳者の新井氏は「風とはいったいなんだろう・・・・?」
風を見た人は一人もいない。しかしいつだって自由自在に偏在している。
生まれたとおもえばすぐに死ぬ。また息を吹き返す。
風とは息、大地のいぶき、地球の呼吸、千の風とは大地や地球や宇宙と
一体化することなのである″いのちの大きな循環〝に組み込まれる。
反戦歌でもない。喪失の悲しみをいやし、生きる勇気と希望を
与えてくれる〝死者からのメッセージ〝と。