今年1月から始まったNHK大河ドラマ「天地人」、今日が最終回と
なりました。
「義と愛」を掲げて、生涯を上杉家に仕えた、戦国武将直江兼読、
です。その知将ぶりは名を馳せました。
最終回 ー愛を掲げよー
景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)は米沢へ戻る。
米沢は兼続の改革が功を奏し、しだいに活気づいてきていた。
竹松から名を改めた息子景明は志半ばにして、病に倒れる。
兼続とお船(常盤貴子)の看病のかいなく、景明は息をひきとる。
翌年、年老いた家康(松方弘樹)は兼続と政宗(松田龍平)を
呼び、秀忠(中川晃教)の指南役になってほしいと、兼続は、こ
れを引き受ける。
一方、お船も自分も役目が欲しいと考え、玉丸(西山潤)の世
話をするため江戸へと旅立つ。
家康が息をひきとり、兼続は秀忠の指南役として江戸城に入り
若い家臣たちにせがまれ、戦国の英傑たちの話を聞かせる。
織田信長・豊臣秀吉・石田三成等、それぞれの武将として、また
人としてを讃える。
やがて、兼続は私財を投じ、学問所「禅林文庫」を米沢に 創設
し、政(まつりごと)から身をひく。
そして、江戸へと、お船と共に越後へ旅に出る。二人して 懐
かしい景色に感慨無量となる。
米沢へ戻った兼続を、景勝は峠の岩場へ連れて行く。春日山
の岩屋に似たここに謙信公をまつるという。二人の胸に、これま
での日々が去来する。
元和5年(1619年)秋、老いた兼読は紅葉の木を見ながら、
お船に「紅葉になれたかの・・・」と・・・・もみじを手に静かに眠る。