今、全国で高齢者の所在不明が多くあり、亡くなっていても、住民票は
存在していて、年金の支給はされていると言うことです。
何故にこんな事実がと思いますが、中には亡くなっても死亡届を出さず、
年金のみ受給と言う意図的なものもあるようです。しかし実際に行方不明者
もあり、独居老人ならいざ知らず、家族のある老人の行方さえどうなっている
のだろうと、現在の世相を憂います。
いつの頃からか核家族化され、家族の絆は弱くなってきています。確かに
生活のあり方など高齢者と若い世代では大きくギャップはありますが、かつて
は大家族で暮らし、高齢者から学んできたことも多くあります。現在ではその
多くは否定され、疎まれ、「敬老」の言葉さえむなしく聞こえるようです。
高齢者は社会の隅に追いやられ、やがて、独居老人となっていく様が目
に見えてきます。
わたしの住んでいる田舎ではまだ隣近所同志の連帯がありますが、都会
「隣は何をする人ぞ」と暮らしの中にあっては、所在が不明となる事実もある
やも知れないです。
行政がしっかりと実態を把握しなければでしょうが、個人個人の家族の
あり方も問われる世の中です。