あっという間の2月でした。1月などの大の月よりわずか3日少ないだけで
もすごく短く感じます。昔から「2月逃げる。3月去る。」と言われますが、3月
は様々な別れの月でもあり、別れづらい思いもあってのことでしょうか。
長年学校という職場にあって、3月は年度末でもあり通知表と共に指導要録
作りも忙しく、授業の合い間だけでは無理で、帰ってからの仕事となっていまし
たが、今は個人情報持ち出し禁止などでどうなのかなあと思います。
特に卒業年の子ども達を担任のときは、卒業式があり、1年間育んだ子ども
達との別れも思いがありました。しかし別れは「巣立ち」ということにつながり、
送り出したものでした。
30数年間の仕事を終えた時も3月であり、職場はこの間9回異動しました。
同じ職場へも3回ありますが、長くて7年、短くは1年というのもあり、殆どが
希望でなく人事異動の結果でした。3月、その度に職場を去る思いは、言い
知れぬものがありました。
最後の職場(鳥羽小学校)は、2度勤め11年と、三分の一を占めました。
仕事を離れて20年余りが経ちますが、3月になると未だにふっと教え子達を
思い出します。・・・子どもは遠に忘れているだろうに・・・(最後の教え子もすで
に35,6歳?)
「わが人生」を省みた時、「先生!と呼んでもらえた子供達がいたことは
最良の頃だったと、・・・・どんな子どももみんな宝でした。