お盆の帰省で車の渋滞が始まったようです。東京などではお盆は7月15日を
中心に行われるそうですが、わたし達のほうは月遅れ盆と言うことでしょう。
志摩の地区では旧暦の7月のお盆の所もありました。漁師町ではついこの前
までしていたようです。
わたし達のところでは7日に初盆(新盆)を迎える家では、祭壇をつくり回り灯籠
や花など飾り、玄関先に提灯を下げ、表示します。わたしは9日に実家の甥が来た
ので、一緒に初盆の家へおまいりに行きました。 昔はよく子どもがお供えを持って
行き、用意されていたお菓子(駄菓子)を頂くのがうれしかったことがありました。
今はそれはなくなりました。お参りは13日頃までに済ませます。14日はお寺で
施餓鬼が行われ初盆の家の家族や親戚が参加します。
一般の家では13日に精霊さんを迎える準備、仏壇に野菜や果物、だんごを供え
るぐらいです。お坊さんは昔は檀家を一軒一軒回りましたが、今は初盆の家だけ
と なりました。
14日15日の2日間お墓参りで早朝お参りする人が多いです。涼しいうちにとい
うことでしょう。線香、洗米 シキミを持っていきます。
15日には夕方精霊送りをしますが、昔はお供えした野菜など川へ流しましたが
昨今は焼却炉で焼くか個々の家で畑へ埋めるか処理します。
盆踊りはわたしの子どもの頃はみんな浴衣着で3日間夜通し踊り、他の地区に
まで踊りに行き ましたが、今は15日と16日(この日は午前中区民による合同慰
霊祭)の夜に、盆踊りですが、時間も短く7時ごろから9時過ぎまでで、踊る人も少
なく浴衣を着る者も数えるほどです。
時の流れと共に行事もだんだん簡素化され風情がなくなり、やや淋しく思いま
す。
しかし地方によっては昔ながらの風習を踏襲しているところもありますから、
様々です。