今日のシネマ
2015年 イギリス
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長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、
男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ。
結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。
ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。
それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。
その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、
妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。(映画comより)
これは、心にズシンズシンと突き刺さる映画でした。
先日、ブリジットジョーンズの記事 で
「最近はラブコメ観ると老いを感じる」みたいな事を書きましたが
今回は真逆。
もし若い頃にこれを観たとしても 全く印象に残らず、
ひょっとしたら途中で寝てたんじゃないかな。
映画って観る年齢や環境によって、全く感想が違ってしまうものだから。
いくら昔の恋人とはいえ、自分が知り合う前のことだし
ましてや、その人は亡くなってしまって今はこの世にいない。
なのにそんな人に嫉妬するなんておかしい・・・・
とは私は全く思わないのです。
この世にいない女性に嫉妬してしまうケイトの気持ちがすごく理解できたから
この映画がズシンズシンと突き刺さったのです。
そこが共感できるかどうかで、この映画の感想が全く違うものになりますね。
でもこれは正解はない。
その人が持つ感情の問題だから。
悶々としながら結婚45周年を祝うパーティーの日を迎えます。
二人がダンスをするために、たくさんの招待客の前に出て行きます。
そこでケイトが取った行動とは・・・・
終わり方が秀逸!
ケイト役は シャーロット・ランプリング すごい女優さんです。
夫のジェフは トム・コートネイ
ベルリン国際映画祭で二人共最優秀(女優&男優)賞を取っています。
さて・・・
私たち夫婦は今年結婚37年目です。
この先、どんな人生が待っているのやら・・・・