今日のシネマ
2021年 日本
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「横道世之介」「モリのいる場所」の沖田修一監督が田島列島の同名漫画を実写映画化した青春ストーリー。
水泳部に所属するアニメオタクの女子高生が、書道部男子との出会いをきっかけに、
幼い頃に別れた実の父との再会を果たすひと夏の青春模様をユーモラスかつ爽やかに綴る。
アニメオタクの高校2年生、朔田美波。
水泳部に所属する彼女は、アニメがきっかけで書道部男子のもじくんと仲良くなっていく。
そしてひょんなことから、探偵をしているもじくんの兄に、
幼い頃に別れた実の父親捜しを依頼することに。
やがて元教祖だったという父の居場所を突き止め、海辺の町まで会いに行く美波だったが…
(TSUTAYAより)
『大人は判ってくれない』っていう映画がありましたが
今度は『子供はわかってあげない』ですって
このタイトルと ↑ なにやらちょっと深刻な表情をした萌歌ちゃんのフライヤーを見て
これは余韻を引きずる暗めのストーリーか・・と身構えながら観始めたら・・・・
いきなり魔法少女系のアニメーションの冒頭・・
何だこりゃ???
主人公の美波はアニメオタクで、その美波が大好きな
『魔法左官少女バッファローKOTEKO』のシーンだったのでした
左官少女って・・・
まあ それはいいとして、そのアニメがきっかけで仲良くなった
同じ高校の門司くんとの夏休みの青春ストーリー
暗めどころか、とっても楽しくてほんわかして大好きな作品になりました
小さい頃にお母さんが再婚してるので、実父の記憶がほとんどない美波・・
娘としては、やはり本当の父親がどんな人なのか知りたくて会いに行くわけです
このお父さん、新興宗教の教祖、と聞いた時は どんな展開になるのか心配したけれど
大人になった我が娘との再会・・
最初はぎこちなかった二人が 時間と共に父娘になっていく様を
トヨエツ がうまく表現していて、このお父さん、好き~って誰もが思うはず
でも、今の家族に問題があるわけではなく
逆に非の打ち所がないくらい、いい家族なんですよ
そう、ここに出てくる人たち、み~~んないい人で好感が持てるの
お母さん、斉藤由貴
お父さん、古館寛治(大好き!)
主演の上白石萌歌は、クリクリした目ではじける高校生を瑞々しく演じ、
彼女をサラリと支える門司くんは 細田佳央太 爽やか~~
美波のお父さんを捜し出した門司くんのお兄ちゃんに 千葉雄大
監督が 「南極料理人」「横道世之介」「キツツキと雨」の沖田修一と知って
ああ、なるほど~と 思いました
最近では 「滝を見に行く」も沖田監督だったのね
とにかく 心がじんわり、ほんわか
そしてつい顔がほころんじゃう楽しい作品でした
沖田監督、まだ観ていない作品があるので絶対に観よう
真面目な場面になると 笑いが込み上げる癖がある美波
うちの二男とちょっと似てる・・・
2022-26