6月4日 土曜日
天気予報とにらめっこしながら
ポレポレ隊、5回目の谷川岳に行ってきました
実は、このお山との相性があまり良くない私たち・・
頂上で晴れたためしがありません
でも、息子の強い希望で今回再挑戦
山テンの猪熊氏の予報「キリのち晴れ」を信じ、
そして、
遠くから晴れの念力を送ってくれているはずのブロ友さんを信じて
祈るような気持ちで出発しました
谷川岳にはいくつか登山コースがあります
5回のうち1回は厳剛新道から上がりましたが
今回も含め、あとの4回は全て一番楽な天神平からのピストンです
ロープウェイを使ってビューンと上がります
そして、美しい新緑の森を抜け・・・・
雪のトラバースを数回・・
距離は短いですが、右側はかなりの傾斜の崖なので
怖がりの私はけっこう緊張しました
数日前に滑落した方がいたそうです
岩場の急登も何度かやっつけて
後ろを振り返って深呼吸しながら登っていくと・・・
なんと、真っ白け・・・
そして、今回の一番の難所
実は私たち、リサーチ不足で今回ミニアイゼンしか持っていきませんでした
これが後でとんでもないことになります・・・
一つ目のピーク トマの耳 に到着
やっぱりガスガスで何も見えず・・・
谷川岳は双耳峰・・
もう一つのピーク、オキの耳へ向かおうとしたら
パパは 「何も見えないし、もうここでいい」と・・・
息子と私は先まで行きたいので パパはここで待っていることにしました
一端下って登り返すと(15分くらい)
最高峰のオキの耳に到着
ん? あれ? 向こうの山が見え始めた・・・!!?
それからしばらくは ガスが出たり切れたり・・・
本当にじらされましたが 気分はアゲアゲ・・・
なぜなら、今回は絶対に晴れる! と信じていましたから
パパが待ってるのですぐに戻ります
トマの耳が見えました
米粒みたいに見えてる人の 一番右にいるのがパパさんです
オーイ!!
!!!
これよ、これ!
晴れてきた!!
仙ノ倉山方面に続くこの稜線 いいわ~~~!
トマの耳で30分ほど待ったでしょうか
コンビニのおにぎりとお味噌汁をすすりながらのんびりしていると、
猪熊氏の予報通り、「キリのち晴れ」 となりました
そして、念力も届きました! ありがとうございます!
往きで何も見えず真っ白けだったこの雪の斜面・・・
実はここで、私、5メートルくらい滑り落ちてしまいました・・・・
しかも、前にいた息子を巻き込んで二人一緒に下まで・・!
パパはこの写真で言う階段の上の部分にいたのですが
すごい勢いで二人が転がってくるのを見て
盾になってくれて事なきを得ました・・・
他の登山者の方たちにぶつからなくて本当によかった・・・・
そこら辺にいた方たち、目がテンになってましたっけ・・
ご迷惑をおかけしてすみませんでした
息子も私もケガなどはありませんでしたが、情けなくて情けなくて・・
気を取り直して下山します
私はショックを引きずりつつ・・・
息子よ、ダメなママでごめん
チェーンアイゼンさえ持っていたら・・
はぁ・・
私の心とは裏腹にすっかり晴れた谷川上空・・・
あそこから下りてきたんだ~ と 頂上を仰ぎ見る
そんなこんなで無事に天神平に戻りました
~今回会えたお花さんたち~
イワウチワ、イワカガミ、シラネアオイ、タムシバ、アズマシャクナゲ、ハタザオの仲間?
イワウメ、オオカメノキ(ムシカリ)、ナエバキスミレ、ニョイスミレ?、ミネザクラ
カタクリ、ショウジョウバカマ、ハクサンイチゲ、マイヅルソウ、ムラサキヤシオ、ミツバオウレン
そんなわけで5回目にして 一応、リベンジは成功
お天気は予報通り回復しましたが
反省点もいっぱいの今回の山行でした
それまでずっと携帯していたチェーンアイゼン・・・
谷川の残雪はわかっていましたが
あの急登の情報は抜けていました
それに、5回目ということで ちょっと油断していた自分がいます
それほどでもないだろうと・・・勝手に思っちゃいました
今回の失敗は次に生かしたいと思います
奈落の底じゃなくて本当に良かったです
ただ、たくさんの山のお花に会えたことは
この上ない幸せでした
これからの山はどこもかしこも花で溢れます
雨マークが続く日々にはなりますが
梅雨の合間の時間を見つけて
またお花に会いに山に行きたいな
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました