毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆ヤクザと家族 The Family◆

2022年09月16日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2021年 日本

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「新聞記者」が日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた藤井道人監督が、

時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を3つの時代の価値観で描いていくオリジナル作品。

1999 年、父親を覚せい剤で失った山本賢治は、柴咲組組長・柴崎博の危機を救う。

その日暮らしの生活を送り、自暴自棄になっていた山本に

柴崎は手を差し伸べ、2人は父子の契りを結ぶ。

2005 年、短気ながら一本気な性格の山本は、

ヤクザの世界で男を上げ、さまざまな出会いと別れの中で、

自分の「家族」「ファミリー」を守るためにある決断をする。

2019年、14年の出所を終えた山本が直面したのは、

暴対法の影響でかつての隆盛の影もなくなった柴咲組の姿だった。(映画comより)

 

 

ヤクザ映画・・・と 聞いただけで毛嫌いする人もいるでしょう

わかります

ただ、この作品は評判が良かったので観たかったんです(6月下旬に鑑賞)

タイトルがストレート過ぎて 昔の任侠映画を想像するかもしれませんが

前半は、もちろん仁義のために命を燃やす輩の激高シーン満載

しかし後半はガラッと変わって骨太の社会派ドラマへと変わっていきます

こうなると 藤井尚人監督 の真骨頂

期待値が膨らまないわけがありません

 

後半への変転として、1992年に施行された「暴力団対策法(暴対法)」があります

徐々に彼らの居場所は狭まり、ある事件で刑務所に入っていた賢治(綾野剛)が組に戻った時には

何もかもが様変わりしていたのでした

 

何をするにも ”反社” というレッテルを貼られ、

一度そうなった人間がどういう人生を辿るのか

後半でまざまざと見せつけられます

この辺りは 役所広司主演の『すばらしき世界』とも通じるものがありました
(今、自分のレビューを読み直したら、メッチャ興奮して薦めてますね・・ハズ・・)

 

 

 

ラストは書きません

でも、切ないなぁ・・・

 

主演の 綾野剛

この作品が、私が今まで観た彼の中のベスト1です

そして、見終わって余韻が冷めやらぬうちに、今期のTVドラマ「オールドルーキー」が始まり(既に終了しています)

もう・・そのギャップにしばらくは放心状態でしたよ・・・

特にファンというわけではありませんが、凄い人です はい・・

 

そして、舘ひろし

実はこの方、苦手だったのですが、この親分役はピッタンコでしたね

人情と包容力・・・・一生ついて行きたくなるタイプの人間だわ

 

尾野真千子寺島しのぶ という女性陣も 今更私が何を書き加えることがあろうか、

というくらい、良かったですが、

私が声を大にして言いたいのは 磯村勇人

ここ数年、映画やドラマにひっぱりだこの彼ですが

いや~~ メチャメチャ良かったです

この子のおかげでちょっと心が救われました

 

北村有起哉市原隼人駿河太郎豊原功補岩松了

いい奴も悪い奴も 皆さん、安心して観ていられる方々でした

 

ヤクザ映画なんて・・と 敬遠している方、

お気持ち、よ~く わかります

でも 作品として、とても面白いので 私は是非、薦めたい!

 

 

最後に一つだけ・・・

内容が、「彼らの存在を全否定してほしくない」 という雰囲気に包まれています

もちろん、同じ人間ですからそれはわかるのですが

そこに感情移入し過ぎると ちょっと怖いです

可哀想、っていう気持ちを持つのは決して悪いことではないけれど

同情し過ぎるのも・・・・

そう思わせてしまうってこと自体、この作品がすごいってことでしょうかね

 

 

 

 

 

2022-45

 

 

 

 

 

 

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