今日のブログ
2021年 フランス
◆俳優の名前をクリックすると詳細が見れます◆
大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、
祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。
しかし、少女時代をこの家で過ごした母は
何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。
残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い親しくなる。
少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。
(映画com)
なんて素敵な映画なんでしょう
でも、実は私は この映画が 「素敵」 とわかるまで
少し時間がかかっちゃいました
ネタバレ無しには書けないレビューなので、ごめんなさい・・・バラしちゃいます
おばあちゃんを亡くしたネリーがパパとママと一緒に
おばあちゃんちにお片付けにやってきます
森の中にあるおばあちゃんち
この森が本当に美しい
風の音や冷たさ、匂い、踏みしめる落ち葉の感触
ネリーと一緒に自分もそこにいるかのような不思議な雰囲気に包まれました
そして、そこで一人の女の子に出会います
それが、なんと・・ 8歳の頃のママだったんです
ファンタジー?
タイムワープ?
そんな言葉が邪魔になるほど、美しくシンプル、そして
余計な描写を省き、自然を最大限の味方にして
祖母、母、娘 の3世代の奇跡のお話を描いた セリーヌ・シアマ監督
恐れ入りました
現実と非現実の境目が感じられない 本当に奇跡のお話でした
ネリーとマリオンは、
ジョセフィーヌ・サンス と ガブリエル・サンス
という、双子ちゃんが演じているのですが
まあ、雰囲気を持ってる姉妹でしたね
原題『PETITE MAMAN』= 小さなママ
このタイトル、好き!
このままでも良かったのになぁ
でも、日本だと難しいかな
フランス映画だからこそ出せた雰囲気と心地良さ
ハリウッドじゃこうはいかないだろうねぇ
2023-17