やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

それを感じられただけで充分!

2020年10月12日 | 日記(息子・中学生)

7日、息子が修学旅行から帰ってきました。

 

呼び出しがかかったらいつでも迎えに行けるようにと、主人も会社に手配してくれていたのですが、無事にみんなと一緒に帰ってきました。

 

息子によると、しんどくなったときもあったようですが(クラスミーティングのあった一日目の夜から二日目の班活動にかけては、かなりしんどかったらしい)、

「総合的に考えると、行って良かった!」

だそうです。

 

コロナの影響で日程や行先が二転三転したり食事とお風呂と寝る時以外はマスクを外せなかったり、バスの中でもお喋りは控えて、寝るときもソーシャルディスタンス等々、色々制約もあった旅行でした。

 

けれど、お天気に恵まれ、外国人訪問者がいないことで混雑もなく、思いがけず9000円のクーポン券をいただいたり・・・と、思う存分旅行を楽しむ子ども達の様子が、校長先生が逐一報告してくださるブログによってよく分かりました。

 

9000円のクーポンのうち2000円分は先生がまとめてお土産を発注してくださったのですが、子ども達に渡された7000円のうちの1000円、息子は使い切れず持って帰ってきてしまいました。

 

旅行先でしか使えませんって!

 

心配していたクラスミーティングですが、息子は、自分の気持ちをみんなに聞いてもらったようです。

 

修学旅行のしおりに振り返りのページがあり、

 

「一人一人違う悩みやかっとうをかかえていて、自分と重ねるようなものを持っている人がいたりもして・・・」

 

「みんなにこれからも助けてもらうことが多くなるかもしれないけど、一つ一つ自分自身が成長して、今度は、みんなを少しでも助けられるようになりたい・・・」

 

などと書いてありました。

 

それを感じられただけで充分!

 

旅行後に目に見えて何かが変わったわけではなく、息子は、相変わらず落ち着かない様子で、

「頭が動けへん。」

と言いながら、部屋の中をぐるぐる歩き回っています。

 

なので、学校に登校するのはもう少し時間がかかりそうです。

 

ゆっくり、じっくり・・・、

息子の心の奥底では、何かが形になりつつありそうです

 

 息子が買ってきたおみやげ♪


息子、修学旅行に行く!

2020年10月05日 | 日記(息子・中学生)

今朝は息子も主人も4時前に起きてきて、プレミアリーグのそれぞれ応援するチームの試合を観ていました。

息子はテレビで。

主人はパソコンで。

修学旅行前とは思えない光景。

 

息子が応援するリヴァプールは、アストン・ヴィラに7-2で大敗。

主人が応援するトッテナムは、マンチェスター・ユナイテッドに1-6で大勝。

対照的な結果もそうだけど、こんなに失点、かたや得点するなんて・・・!

 

リヴァプールの正ゴールキーパーがコロナにかかって離脱、そのことで他の選手もメンタルに相当な不安があったのか・・・?

でなきゃ、リヴァプールが7失点もするなんて信じられない!

 

息子、落ちこんでるかと思いきや、淡々と身支度を終え(食事は試合を観ながら済ませました)、5時25分、父親の車に乗って学校へと向かいました。

 

息子、修学旅行に行きましたよ!

 

昨日までの調子の悪さは何だったのでしょう!?

 

ハグは、今朝は一回だけ。

朝食も残さず食べたし。

言われる前に顔を洗って。

いつもの息子じゃない。。。

 

それだけ緊張してるのか?

それとも、覚悟が出来て、不安を乗り越えたか?

 

とにかく、息子は旅立ちました。

 

今日は、広島平和記念資料館で平和学習、明日はレオマワールドで遊んで、明後日は吉野川でラフティング。

 

帰ってからしばらく調子が悪くなってもいい。

思う存分楽しんで来てね。

 


体育大会に参加、そして・・・

2020年09月30日 | 日記(息子・中学生)

19日土曜日に、私の眼底検査がありました。

 

私は緑内障なので、年に1回眼底検査を受けています。

眼底検査の後、目の調子が悪くなるのはいつものことですが、今回はいつもより酷くなってしまいました。

 

目が真っ赤になって、瞼が腫れて、人には見せられないような顔になり、その上、目やにがすごく出て、翌日、翌々日の朝起きた時は、まつ毛が固まってしまい目も開けられない状態でした。

連休中だったので、市販の抗菌目薬を買ってさし続けたところ、ようやく落ち着いてきましたが、未だに目は赤いままです。

最近くしゃみが出て来たので、こんなに充血が続くのは、もしかすると秋の花粉アレルギーが出てきたせいかもしれませんが・・・。

 

さて、私の調子が悪いせいなのか、体育大会が近付いているせいなのか、多分どちらもだと思いますが、息子の調子も悪い日が続きました。

 

四連休の間に、英語の課題が出されていたのですが、息子は1ページも勉強することが出来ませんでした。

コロナ休校から英語の課題だけは提出していただけに、なんとかやらせてあげたいと思いましたが、不安が強く落ち着かない様子で、集中して考えることが出来ないようでした。

 

そんな中、連休明けの水曜日(23日)に体育大会の予行練習があり、なんと息子は、最初から最後まで参加することが出来ました。

翌日は、エネルギーを使い果たしたかのようになかなか起きられず、6時間目の応援練習だけは参加しましたが、次の日は登校することも出来ませんでした。

 

そして、26日の体育大会当日、息子は時間通りに起きてきて、自分の足で歩いて登校しました。

 

息子は、サッカー部の代表として「クラブ対抗リレー」に出場することになっていました。

恐らくそれは、息子が体育大会に参加する一番のモチベーションになっていたと思います。

 

個人としては、1年生のときにも出場した「4×200mリレー」に出ることになりました。

3年生の学年種目が「全員リレー」だったので、息子は、50m、100m、200mを走る3つのリレーに出場することになりました。

 

コロナの関係で団体演技がなくなり、競技では騎馬戦なども中止になって、徒競走や障害物競争のようなものが多かったのですが、充分楽しい体育大会でした。

 

帽子を深々とかぶり眼鏡にマスクと、普段なら怪しい格好もコロナ禍では気にならないので、どれだけ目を腫らしていようが平気です。

息子が再び学校行事に参加するという、その晴れ姿を見届けるため、父の遺品のカメラを持って観戦していました。

 

今回の体育大会で唯一の団体演技ともいえる「応援合戦」。

 

息子の中学校では、青、赤、緑、黄色の4つの団に分かれて競い合うことになっていて、学年縦割りの共同作業で1学期から準備が始まります。

スローガン作りから、横断幕やフラッグ作り、応援リーダーに至っては、3分間の応援合戦の中で披露する歌やダンスを練り上げるため夏休み返上で頑張ってくれていたようです。

 

準備はもちろん、応援練習にも数える程しか参加できなかった息子が、みんなと一緒にパフォーマンスが出来るのだろうか?という不安がありましたが、そんな心配は全く無用でした。

 

息子は黄団でしたが、みんなと一丸になって、息子らしい、全力応援、全力ダンスを披露してくれました。

 

恐らく、短い時間の中で、個人的に手取り足取り応援リーダーやクラスメイトに教えてもらっていたのでしょう。

競技の間の観戦中にも、息子が友達にダンスを教えてもらっているシーンを何度か見かけました。

父のカメラの望遠レンズを通して、息子が友達と談笑している姿もはっきりと見ることが出来ました。

 

「やっと、ここまで来たよ・・・。」

 

嬉しくて、ありがたくて・・・。

みなさんに感謝しかありません。

これなら、10日後に出発の「修学旅行にも参加できるかもしれない」と思いました。

 

二泊三日と、さらにハードルが上がります。

けれど、もし、ほんの少しでも息子に修学旅行に参加したいという気持ちがあるのなら、実現してほしいです

これまた修学旅行前の説明や班活動に全く参加出来ていないのですが・・・。


長い道のり

2020年09月18日 | 日記(息子・中学生)

先週、息子は頑張り過ぎるぐらい頑張っていて、

月曜日、通院の日であるにもかかわらず6時間目に登校、

火曜日、5時間目から登校、

水曜日、なんと1時間目から登校

木曜日、3時間目から登校。

 

息子は、通級教室と体育、少人数クラスの国語基礎クラス、数学基礎クラス、英語基礎クラスの授業を受けていたのですが、木曜日は、それらの間の時間にあった社会の通常授業に参加しました。

 

「お前ならだいじょうぶ!」

と、友達に励まされたそうで、自分でも調子よく感じていた息子は、

「いけると思う。だいじょうぶ!」

と、言っていました。

 

息子は、中学一年生の時にLINEトラブルをきっかけに適応障害になり、不登校気味になってしまいました。

半年ぐらい経って、ようやく息子の調子が落ち着いてきて、校外学習に参加出来るまでになった頃、社会の授業に出ようとしたときに、

「授業に出るのは、謝ってけじめをつけてから。」

と、先生に教室を追い出されてしまいました。

 

その先生の写真に落書きしてグループLINEに送信した息子が悪いのですが、息子は、通級や担任の先生にサポートしていただきながらその先生に謝った後、再び調子が悪くなり、通級教室にもサッカー部にも行くことが出来なくなってしまいました。

 

なので、フラッシュバックが起きて調子が悪くならないか心配で、一応、息子が社会の授業を受けずに過ごすことも出来て、授業に出て調子悪くなったときにクールダウン出来る教室を用意してもらっていたのですが、それを使うことなく、息子は最後まで授業に参加したそうです。

 

けれど、その日、学校から帰ってきた息子の表情は疲れ切っていて、また一気に調子が悪くなってしまいました。

 

調子が悪くなったのは、社会の授業に出たからではないのかもしれません。

社会でなくても、人がたくさんいるクラスの授業に出たらそうなるのかもしれません。

4日連続で登校して、エネルギーを使い果たしてしまったからなのかもしれません。

 

「怖い、怖い。」

と、不安で落ち着かなくて、夜も眠れず、一晩中ぐるぐる歩き回る日もありました。

疲れ果てて、翌朝は12時間以上眠っていましたが・・・。

 

不安の強い日が続いて、何をする気力も湧かず、一週間が過ぎましたが、今日、ようやく息子は3時間目から登校しました。

 

息子の調子が悪くなると、色んな感情が渦巻きます。

 

授業を受けて、こんなに辛い時間を過ごすことになるなら、無理して教室の授業に戻らなくてもいいと、私は思いました。

けれど、息子は戻りたいのです。

息子の意思がどんなに前向きに頑張ろうとしていても、容赦なく調子は悪くなってしまうのです。

 

それでも、一週間で息子の調子が落ち着いてきたこと、再び登校し始めたことに、今までとは違う息子の強さを感じました。

 

児童精神科の先生の言う通り、息子は「間違いなく前進している」ようです。

 

苦しいことの多い長い道のりですが、時に立ち止まりながらも前を向いて、息子は進んでいるのです。


良くも悪くも・・・

2020年08月29日 | 日記(息子・中学生)

24日に2学期が始まって、一週間が経ちました。

 

息子がサッカー部を引退した翌日の11日から、同じクラスのサッカー部の友達二人と〇〇、担任の先生とで補習を行うことになりました。

担任の先生は、お盆休みと用事があった一日以外、息子達と過ごしてくださいました。

 

息子が朝起きられるのかと不安でしたが、補習中は9時に間に合うように友達と待ち合わせて登校し、初めは午前中だけから始まって、次第に「お弁当を持って行く」と言い出すようになり、最後の日は夕方7時まで学校で過ごしていました。

夏休みの宿題をすることが目標でしたが、勉強はそこそこに、お喋りしながら楽しく過ごしていたようです。

 

そのお陰もあってか、息子は、

「2学期から国、数、英の少人数クラスと運動会の練習に出たいから、(毎週木曜日の12時に受けていた)療育の時間を変更してほしい。」

と、言うようになりました。

もちろん、すぐに時間を調整していただきました。

 

また、かねてから誘っていたオープンスクールにも、

「行ってみようかな。」

と言い出したので、それも早速申し込みました。

 

24日、始業式。

その日の朝、息子は登校ぎりぎりまで英語の宿題をして、課題を完成させました。

 

初めから他の科目は捨てていて、英語のワークと、中学校創立50周年の記念マスコットを考える宿題だけやり切ることを目標にしていました

あと、「かいわれ大根の観察記録」というのもあります。

 

息子の負担にならないようにとの配慮なのか、本人に届いていない課題もいくつかあって、栽培セットはその一つだったのですが、息子がわざわざ担任の先生に申し出て取り寄せてもらったとかで、受け取ったのが夏休みが終わる直前でした。

せっかくなので、現在、栽培観察中です。

 

全部の課題を考えると、息子が提出したのは10分の1ぐらいです。

けれど、息子の精一杯、「10%をやり切った」ということです。

 

始業式の後、早速4時間目まで授業がありました。

この日は通級教室がずっと使えるということで、息子は、1時間目の始める前に通級教室に登校し、4時間目はクラスで授業を受けて帰ってきました。

前日の引退試合の疲れもあったと思うので、息子にしては相当頑張ったと思います。

 

翌日は5教科の実力テストだったのですが、1時間目の国語、2時間目の英語をクラスで受験したようです。

 

けれど、息子はその時点でエネルギーを使い果たしてしまったのか、帰宅後に調子が悪くなり、水曜、木曜は欠席しました。

昨日は、5時間目から登校しました。

 

一方、申し込んだオープンスクールですが、コンピューター系の専修学校のもので、今日29日の昼から、「初音ミク」というボーカロイドソフトを使った体験授業を受けることになっていました。

 

昨夜は、「〇時の電車に乗って」と経路を確認したり、パンフレットを見たりしていた息子でしたが、出発直前になって不安が強くなり、

「頭が動けへん。」

「お腹が痛い!」

と、わめき出し、結局キャンセルすることになりました。

 

はぁ~。。。

 

やっぱり、ちょっとショックですが、良くも悪くもこれが息子の現状なのでしょう。

 

学校にもオープンスクールにも、息子は行きたいと思って頑張っている。

調子が悪くなって行けなくなるのは、息子のせいではない

 

これが、息子の一歩一歩

 

まだまだ時間が必要なのでしょう。


引退試合

2020年08月25日 | 日記(息子・中学生)

23日、息子のサッカー部の引退試合があって、父の重たいカメラを構えて観戦していた私の両腕は筋肉痛です。

この日、息子が出場したのは、30分×1試合、20分×2試合。

思ったより腕に負担がかかってしまったようです。

 

さてさて、23日は、息子達3年生は中学校に12時半集合でした。

けれど、こんな日に、息子の調子は悪くなってしまうのです。

 

「何でなん?

何でこんな日に調子悪くなってしまうん?」

 

息子は、朝食を食べ終えたあたりから急に調子が悪くなり、半分パニック状態でした。

 

「怖い! 怖い! 傍におって!」

「頭が動けへん!

試合なんか出来へん!」

「こんなに調子が悪くなってしまうのは、いっつもサッカーのことだけや。」

 

顔を覆い、横になったまま動けない息子に、私は言いました。

 

それは、〇〇にとってサッカーが特別やからやろ。

他のことやったら、こんなに調子が悪くなる前にやめてしまうやん。

無理せんでもいいって。

サッカーやから、調子が悪くなっても、無理してでも続けて引退まで頑張ったんやろ。

それは、すごいことやと思うで!

今日は、おまけというか、セレモニーというか、最後まで頑張った選手に対するお祝いみたいなものや。

無理せんでもいいやつやけど、出たいんやろ?」

 

頷く息子。

 

「行くだけ行って、調子が悪くなったら帰ったらいいし、終わり間際に顔だけ出してもいいで。」

 

とりあえず、顧問の先生には、息子の調子が悪いことを連絡し、もし、息子が参加出来なくても、ハイレモン(ラムネ菓子)を持って行くので、チームメイトや今日来られる高校生達に渡していただけるようお願いしました。

 

そんな中で、集合時間間際に、

「頑張れそう。」

と、息子は参加することを決めました。

 

この日は、保護者にも観戦が許可されていたので、主人はビデオカメラを、私は父のカメラを持って、学校へ向かいました。

コロナで中止になってしまった3月の卒業試合も兼ねていたので、卒業生の保護者もたくさん来られていました。

 

3年生チーム対2年生チーム、

高校1年生チーム対2年生チーム、

3年生チーム対1年生チーム、

高校1年生チーム対3年生チーム、

2年生チーム対1年生チーム、

 

息子は、最後の試合は思うように動けていませんでしたが、この日、解散するまで参加することが出来ました。

 

試合の後、3年生チームのキャプテン、卒業生チームの元キャプテン、新チームのキャプテン代行が挨拶し、最後に顧問の先生の挨拶がありました。

 

「今年も府大会突破はならなかったけれど、涙を流して悔しがる姿を見て、全力で努力し続けてきたからこそだと思うし、そういう時間を過ごせたということは本当に良かったと思いました。

3年生、卒業生は、サッカーでもいいし、他のことでもいいから、何か一つ情熱を注げるものを見つけ、そのために精一杯努力し、頑張ってください。

1,2年生は、次の大会に向けて、全力でサッカーを頑張りましょう。」

 

その後、ゴール前で、卒業生を含むチーム全員、そして、3年生と先生の写真を撮り、解散となりました。

 

部活に参加することさえ難しい時期があった息子は、思うようにサッカーは出来ませんでしたが、みんなと同じように精一杯の努力を続け、誰よりも悔し涙を流してきたと思います。

 

そういう時間は、誇りに思っていいのでしょう。

 

よく頑張った!

そして、

やっと解放される!!

 

一つの幕が下りました。

 


保冷バッグにアイスを入れずに・・・

2020年08月22日 | 日記(息子・中学生)

突然、

「コロッケが食べたい!」

と、言い出した息子に、

「食べたければ、ファミマ(歩いて5分ぐらいにあるコンビニエンスストア)で買ってくれば?」

と言ったところ、

「行ってくる!」

と、行く気満々な様子。

 

息子に楽天エディカードを渡し、

「これで、『シャリーン』しいや。

ついでにアイスも買っていいよ。」

と、ランチ用の保冷バッグに保冷剤を入れて持たせました。

 

「レジ袋、3円もするから、これにコロッケ入れるんやで。」

と、小さなレジ袋も持って行かせました。

 

さてさて十数分後、息子は、箱入りのアイス「スイカ&メロンバー」を保冷バッグに入れず、36℃の猛暑の中、手に持って帰ってきました。

 

 

「保冷バッグ持って行ってるのに、何で?」

と、聞くと、

「入れへん!」

と、息子。

 

「入るって~!」

と言いつつ、バッグの中を見ると、「クーリッシュ」や「爽」、「ガリガリ君ソーダ」と共に、レジ袋に入った「ハムカツ」が・・・。

 

「あったかいのん、ここに入れたらあかんやん。

これは手に提げて、ほら、入るよ。」

と、コロッケの代わりのハムカツを取り出して、「スイカ&メロンバー」の箱の中に入れると、

「そうしたら良かったんや!」

と、息子。

 

中学三年生だけれど、中身は小学生!?

 

レジの店員さん、息子が小さな小学生だったら声をかけてくれたかもしれませんが、身長180cm以上、どう見ても高校生にしか見えない息子にいちいちアドバイスは出来ませんよね。

 

ふと、小学六年生のときに、お塩を買いにコンビニまでお使いに行かせたことを思い出しました。

そのときは、

「何でも好きなもの一つだけ買っていいよ。」

と、私が言ったので、息子は、ハーゲンダッツのアイスクリームを一つ買いました。

 

けれど、コンビニに塩は売っていなかったので、近くのスーパーまで買いに行ってくれて、その間に先に買ったお駄賃のアイスは溶けてしまいました。

 

小六のあの頃からあんまり変わってないなぁ・・・。

中一からほとんど不登校やったし、外出もあんまりしてないからなぁ・・・。

 

「次からそうするわ!

俺は、ガリガリ君!

ママと父ちゃんは、クーリッシュと爽、どっち食べてもいいで!

箱入りのも買って来た!」

 

嬉しそうな息子は、コンビニでアイスを買うことがそもそも贅沢だということは分かっていません。

 

(378円もする)箱入りアイスは、(うちは)スーパーで半額か4割ぐらいのときに買うから、コンビニでは買えへんねんで~。」

と、私が言うと、

「そうなん?」

と、不思議そうな息子。

 

息子に分かりやすく、「〇〇のアイス一つだけ」と言わなかった私も、3年前とあんまり変わってないなぁ。。。

 

けれど、なんだか気分がいいのは、息子が、家族みんなにアイスを買って来てくれたからでしょう。


フル出場、そしてゴール!

2020年08月11日 | 日記(息子・中学生)

昨日は、3年生にとって最後の公式戦がありました。

そして、息子のサッカー部引退の日でもありました。

 

公式戦と言っても、コロナ禍で中止となっていた昨年度のウインターカップ(市民大会)の代替試合で、試合時間も20分ハーフ(通常は30分ハーフ)というものでした。

市内の山中にある中学校で行われ、送迎はするものの、無観客試合なので観戦することは出来ませんでした。

 

この日、息子は背番号4を付けて、センターバックで出場。

 

息子の話によると、

「俺らが1点先制したけど、俺のミスで1点失ってしまって、残り7分ぐらいに自分の所にきたこぼれ球を思いっきり蹴ったら、ミドルが決まって勝ち越しのゴールが入ってん!

でも、守り切れずに最後の最後に1点奪われてしまった!

ということで、2-2のドローだったようです。

 

息子が1点取ったことも劇的でしたが、20分ハーフとはいえ、40分フル出場出来るとは思いもよりませんでした。

 

適応障害になってから初めてのフル出場です。

そもそも、試合に出ることさえままなりませんでした。

練習をしていても、何度も不安になって、フリーズしたり、パニックになっていた息子です。

コロナ禍の代替試合で、勝っても負けても次のない試合であり、先生の配慮もあったのかもしれません。

それでも、彼なりに努力し続けてきたからこそ、最高気温37度という暑さの中、最後までプレーし続けることが出来たのだと思います。

 

試合終了のホイッスルは、息子が最後まで部活をやり遂げた瞬間でもありました。

 

「頑張りたいのに頑張れない・・・。」

息子にとって思い入れのあるサッカーだからこそ、サッカー部員であることが息子を苦しめているように、私には思えました。

 

部活が適応障害のストレスの一因ではないか?

無理して頑張ろうとするから、調子が良くならないのでは?

こんなに苦しむくらいなら、サッカーをやめさせた方が息子のためではないか?

 

何度迷ったことでしょう。

 

けれど、試合を終えた息子の晴れ晴れとした表情を見て、

「やめさせなくて良かった。」

と、心から思いました。

息子が部活を続けることを一番の目標としたことは、間違いではなかったのです。

 

チームメイトや、先生方、それに、卒業してもなお自主練習に付き合ってくれた先輩達、彼らのお陰で、サッカー部は息子の居場所であり続けることが出来ました。

 

感謝しかありません。

 

「よく頑張ったね!」

「お疲れ様!」

 

息子に精一杯ねぎらいの言葉をかけながら、その先の未来が明るいものであることを願っています。


進路懇談会

2020年08月06日 | 日記(息子・中学生)

サッカー部のAチーム昇格以来、息子は、比較的調子が良い日が続いていて、ほぼ毎日クラブに参加しています。

 

2日の日曜日には試合があり、朝7時に最寄り駅集合でしたが、息子は、みんなと一緒に電車に乗って他校へ遠征することが出来ました。

息子は試合に出場こそ出来ませんでしたが、途中で呼び出し電話がかかってくることもなく(無観客試合なので親は学校内に入れません)、家まで友達と一緒に帰るという、息子にとってはとてつもない快挙でした。

 

そうした中、昨日は、進路懇談会がありました。

担任と通級の先生と息子と私の四者懇談です。

 

担任が息子に会うのは久々だったので、部活で真っ黒に日焼けした息子を見て驚いていました。

と、同時に、2日の試合に参加出来たことをとても喜んでくれました。

いよいよ息子も8月10日の試合を最後にサッカー部を引退することになり、その1週間後か2週間後に下級生との引退試合が行われます。

それまでは、サッカーを全力で頑張って、それ以後はこれからのことを少しずつ考えていこう、という話でした。

 

進路については、前もって気になる通信制高校や専門学校を6つ程お伝えしていたので、学校からもパンフレットを取り寄せ、話を聞いてくださっていたようです。

 

「ここの学校は面倒見がいいよ」とか「ここなら〇〇に合っている」というような、私が聞きたい言葉は聞けませんでした。

 

どの学校も不登校経験者が半数ぐらい通っていて、サポートは厚そうですが、息子に合っているかとなると、やはり個別に相談して、こういう支援をしてもらえるのか直接お願いしてみないと分かりません。

 

3年生は、国語と数学の授業がベーシッククラスとチャレンジクラスに別れていて、息子は、担任が受け持ちの国語のベーシッククラスに何回か出席しました。

 

「先生のクラスだと、7人ぐらいの少人数で分かりやすく教えてくれるので、〇〇も勉強しやすそうです。」

と、私が伝えると、

「2学期は、英語もクラス別に勉強することになっていて、国、数、英ともベーシッククラスはほぼ同じメンバーなので、数、英にも参加してみない?」

と、息子に声をかけてくださいました。

 

「ああいう感じだと、落ち着いて勉強出来る?」

と、先生に聞かれると、息子は、

「う~ん、迷うことはない。」

と、答えていました。

 

以前、息子に学校で困っていることを聞いたときに、

「何をしたらいいか分からないこと。」

と、答えていました。

 

何をしたらいいのか?

今、何をしているのか?

分かりやすいということは、迷わなくて、そういう不安もなくなるということでしょうか。

 

来週から夏休みですが、中学校では補習が行われるそうです。

担任の先生と英語の先生は、ベーシッククラス的に勉強を教えてくださるそうで、

「日程が決まったら連絡するから、気が向いたら参加してね。」

と、声をかけてくださいました。

 

「IやKも『行く!』って言ってた。

行けたら行こうかな。」

と、息子。

(I君やK君は、同じサッカー部員です。)

 

「2学期は、ベーシッククラスでいい雰囲気で勉強出来たらいいね。

それ以外の大人数の授業のときは、通級で国、数、英の勉強をさらにしてもいいし、しんどいときは、通級の部屋をカーテンで仕切って、ごろっと休めるからね。」

と、通級の先生も言ってくれました。

 

コロナ禍で、保健室が今までのように使えないそうです。

体調が悪くなったら即帰宅になるらしく、〇〇のように明らかに気持ちの上でしんどくなったときは、通級で休ませてくださるので助かります。

 

クラブ引退後、息子が学校へ通えるかは不安です。

ベーシッククラスやI君やK君との繋がりが、息子の登校の支えとなってくれるといいのですが・・・。

 

登校したり、勉強したり、もしくは出来なかったり・・・。

それが進学先を選ぶ手掛かりになるのかもしれません。


通級の先生と話す

2020年07月17日 | 日記(息子・中学生)

大雨警報のために二日間学校が休校になったり、期末テスト一週間前からクラブ活動が休止になったりして、ずっと家で過ごしていた息子でしたが、6月13日、突然、

「学校へ行く!。」

と、言い出しました。

 

すでに4時間目が始まっている時間でしたが、通級の先生が空いている時間だったので、4時間目が終了する20分ぐらい前に学校へ送って行きました。

 

少しの間、通級の先生とお喋りをし、クラスに入ってみんなと一緒にお弁当を食べ、5時間目は担任の先生の国語基礎クラスで勉強し、6時間目は理科の自習だったようですが、これもまたクラスで勉強をしたそうです。

相当疲れたようでしたが、

「よく頑張った!」

と、自分でも満足そうに言っていました。

 

翌日、14日、息子は5時間目と6時間目を通級教室で過ごすつもりでいたので、昼休みが終わる少し前に学校へ送って行きました。

 

ところが、5時間目は、クラスで保健の授業を受けたそうです。

それから息子の調子が悪くなってしまい、6時間目は通級教室でゆっくり過ごしていたそうですが、帰宅してからまた調子が悪くなってしまいました。

 

「うわ~っ!」と叫んだり、ぐるぐる歩き回ったり、私にしがみついてきたり・・・。

いつものことと言えばそうなのですが、その夜は不穏時に飲む頓服のエチゾラム錠を飲んでも落ち着かず、朝方まで、うろうろ、ぐるぐるし続け、ようやく寝付いたのは明け方でした。

 

翌日、やはり調子が悪いままで、時折涙ぐんでいることがありました。

 

「怖い、怖い!」

「不安で仕方がない!」

としがみついてくる息子に、

「学校で何かあった?」

と、聞きましたが、答えられないようでした。

 

「何が怖い?」

と聞くと、

「調子が悪くなること。」

と、息子は答えました。

 

「調子が悪くなれへんか、そりゃ心配やなぁ。

他には?」

と聞くと、

「これからのこと。」

と。

 

「クラブのことが心配?」

と聞くと、

「ううん。」

 

「勉強のこと?」

と聞くと、

「うん。」

 

「クラスで保健の授業を受けても分からんかったやろ。」

「うん。」

「それで当然やねんで。

今までずっと勉強出来へんかってんから。

分からんまま聞き続けるのって、しんどいよなぁ・・・。」

 

「高校の中には、中学校の勉強から教えてくれるとこがあるねんて。

だから、心配せんでもええんやで。

〇〇のペースで勉強していったらええねん。」

 

16日もまだ息子の調子が悪く、

「お腹が痛い。」

「頭が破裂しそう。」

と言って、毎週木曜日に通っている療育にも参加することが出来ませんでした。

 

15日から17日までが期末テストで、その間、通級の先生は完全フリーとなったらしく、

受けようと思う試験があれば教室で受けることも、会議室で個別に受けることも、通級教室で試験以外のことをして過ごすことも出来ますよ。」

と、メールをくださいました。

 

息子は、少しずつ勉強してきた英語の試験だけは受けるつもりでいたのですが、結局、登校出来ず、試験を受けることは出来ませんでした。

 

その代わり、通級の先生がフリーならと、40分程、私と話をする時間をとっていただくことが出来ました。

 

その中で分かったのは、14日、5時間目を通級教室で過ごすつもりでいた息子は、通級教室で昼休みを過ごしていた友達に、

「次、教室で保健やで。」

と、誘われて、一緒に保健の授業を受けに行ったそうです。

その後、6時間目は通級教室に戻って来たそうですが、通級の先生が教室に入ったときには、息子は教室の片隅でうなだれていて、泣いていたようにも見えたそうです。

 

先生が来てからは、息子が腹筋を始めたので、先生も一緒にストレッチなどをして、その後、部活のことなど喋っていたそうです。

 

「彼自身が決めたとはいえ、自分の意に沿わない予定変更で戸惑ったでしょうし、もやもやしたまま授業を受けても頭に入ってこなくて、余計に調子が悪くなったのかもしれません。」

と、先生はおっしゃってました。

 

まだ、以前のようには本を読んでも頭に入ってくる状態ではないですし、今まで勉強していない分、分からなくても当然だということを〇〇にも言ってはいるのですが、分からないまま教室にいると、自分だけが置いていかれているような気持ちになって、どんどん調子が悪くなってしまうみたいです。

先生にここで英語を教わったり、担任の先生の国語の授業は基礎クラスで7人ぐらいなので、『落ち着いて勉強出来る』と言ってました。

本人に『勉強したい』という意思があるのですが、教室で分からないまま授業を受けることはハードルが高いので、通級を使える時間以外にも個別で他の先生にも教えていただくことが出来たらなぁ、と思っています。

もちろん、どの先生でもというわけにはいきませんが・・・。」

 

〇〇と同じ頃から不登校になったY君は、1年半、別室登校を続け、一日2時間ぐらい応接室で勉強を教わったり工作をしたりして過ごして、3年生からは自分のクラスで過ごせるようになっています。

〇〇はY君のように通えるとは思いませんが、通級と教室だけではなく、その間のもう一つの学びの場所があった方がいいと思いました。

 

その後、通級の先生とは進路のことや修学旅行のことも話をしました。

 

進路は、恐らく通信制か単位制の高校になるだろうけれど、息子に合ったサポートをしてくれ、本人が行きたいと思える高校を探していること。

経済的には大阪府の就学支援が受けられる学校がいいが、本人が通い続けられそうな学校を最優先に考えていること。

通信制の高校であっても、〇〇は家で一人で勉強することは難しいし、〇〇が家にいると私も自由に動けなくて、働くことも出来ないので、〇〇には少しずつでも登校出来るようになって、色々な経験を積んでほしいと思っていること

 

「〇〇君に、『ここに行きたい』と思える力を付けてあげないといけませんね。

『将来のことを考えてこの学校に行きたい』だったり、『将来のことを考えるためにここに通う』でもいいですし、自分で選んだ学校に入るために、そういうことを考えられるようになってほしいです。」

と、先生は言いました。

 

この中学校からも、少数ではあるけれど、通信制や定時制の高校に進学された生徒がいるそうです。

残念ながら、卒業せずに中退された方も多いようです。

続いているのは、「将来の仕事のためにここを卒業する」など、何かしら目的を持って通っている生徒だということでした。

 

「もし、気になっている高校の名前を教えてくだされば、中学校から問い合わせたり、出来る限り情報を集めたいと思っています。」

とも言ってくださいました。

 

修学旅行については、小学校の修学旅行や臨海学校では事前に旅行を兼ねて予行練習をしていたので、日程などが決まれば早めに教えていただけるようお願いしました。

 

コロナ禍で、修学旅行の予定・日程が二転三転していて、我が家も事前に旅行出来るか分かりませんが、情報は早い方が助かります。

不安材料を出来るだけ少なくして、参加出来るかどうか考えたいと思っています。

 

7月も半ばが過ぎ、あっという間に時間は過ぎていきます。

どんな一日であっても、その日一番の過ごし方だと思えるように大切に過ごしていこうと思います。