息子は、週に1回、通級教室に通っているので、通級ファイルを通じて通級の先生、担任、私と、息子の情報を共有しています。
学校では普通に問題なく過ごしている時でも、家では不安で落ち着かないことがあり、ファイルを通じてのやりとりによって、息子の状態を先生方に知っていただき、そういう時は注意して見守っていただくようにしています。
息子が5月に確認行為が出てしまうほど調子が悪くなってしまったので、その原因の一つかもしれない「笑い係」のネタ合わせを、学校で担任の先生のいる教室で行うようになりました。
そうして、5月の終わりには、コント(本人は漫才と言っていましたが)を無事にみんなの前で披露することが出来たようです。
本人は、「すべらんかった!」とだけ言っていましたが、
「それは、成功やな!」と、私が言うと、とてもいい表情をしていました。
以前、調子が悪くなった息子に、「(笑い係のゲスト出演は)今回限りにしいや。」と、私が話したときには、
「次も、その次も参加する!」
と、反発していた息子でしたが、
「ゲストって毎回違う子が出なあかんから、次は出られへんねん。」
と、すんなり納得している様子で、担任の先生のご指導のお陰で、いい経験、いい終わり方をすることが出来ました。
私が言い聞かせるよりも、親でない他の人からの言葉の方が素直に聞けるようです。
そういう年頃になってきたんだなぁと、息子の成長を認め、これまでのように息子に手取り足取り「あ~しなさい、こうしなさい」と言うのはやめるようにしようと思いました。
今までは、少しでもうまく出来るようにと教えたり練習させたり、 言わば、みんなと合わせる努力を息子にさせてきましたが、これからは、息子が自分らしく生きていくための努力をしていくのです。
うまくいかないことも多いでしょう。
うまくいかないからこそ、その中で自分を生かす方法、そして、気持ちを切り替える方法を学んでいくのだとも思います。
私がしてあげられることは、息子を取り巻く環境をほんの少し整えてあげることと、後ろから見守ること。
そして、共に不安と戦い続けることなのかもしれません。
幸いにも、息子は、学校、塾、サッカースクールと、温かく関わってくださる方達に恵まれていて、友達とも日々関わりながら生きています。
こうした人との関わりの中で、これからも息子が一歩一歩成長していくことを願っています。