やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

ゆらぎながら、前進

2018年08月13日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子達サッカー部の長期休みは7日から12日までの6日間で、今日からまた練習が始まりました。

 

休みの最終日というのは不安が増すのでしょうか、昨夜の息子はすごく調子が悪そうでした。

就寝前にリスパダールの錠剤を飲むのですが、それが喉元につかえた感じがするらしく、何度も水を飲んでいましたがなくなりません。

「気のせいや」と自分で言いながらも、苦しそうにしていました。

それが治まってからも、「背中さすって」「手、マッサージして」と言いに来て、なかなか寝付けないでいるようでした。

 

さて、この休み中にメンタルクリニックに行ってきました。

 

ワールドカップが終わってから息子が落ち着かない日が多いので、息子のカウンセリングが終わってから10分だけ時間をとっていただきました。

 

最近の息子の落ち着かない様子を伝え、先生から見て息子はどんな感じなのか聞いてみました。

 

「試合でゴールを決めたことを話してくれました。

小学生の時にサッカーをやめてしまったことを後悔しているので、サッカー部で頑張って、自分に出来ることを見つけて役に立ちたい、というようなことを話してくれました。

すごく前向きな感じで話してくれたので、お母さんの話とのギャップに驚いています。」

 

「息子の不安を受け止める言葉かけをするようにしているのですが、最近またハグが多くなってきたように感じます。

ものすごく私に甘えてくるというか、ちょっと心配になってきて・・・。」

 

「どういうところが心配ですか?」

「私よりずっと大きくなっているので、抱きつかれて違和感を感じます。

それに、◇◇先生から『母子依存は家庭内暴力に繋がることがあるのでよくない』みたいなことを聞いたことがあるので、そのこともちょっと気になっていて・・・。

でも、この前、『赤ちゃんみたいやで。』って言ったら、自分から『そろそろやめなあかんなぁ。』とは言ってました。

『いつからやめよか?』って私に聞くので、『1か月後の2学期からやめよか?』って言ったんですけど、『1ヶ月は早すぎる。』って言われました。

『じゃあ、来年からにする?』と聞くと、『来年からにする。来年は変わるから。』って、言ってました。」

 

「ハグをなくすというよりは、ハグをしなければならない原因をなくすことがまず大事かな、と思います。

今日、〇〇君と話していて、ものすごく前向きな言葉が出てきて、前回まではそういうことがなかったので少し変わられたかな、と感じました。

彼は今、サッカー部で自分の立ち位置とかキャラクターを探しながら、居場所を見つけようと頑張っているのだと思います。

頑張ろうという思いと、やれるかなぁという不安の中でゆらいでいるので、やはり1ヶ月という期間は短い気がしますし、来年ぐらいがいいのかなと思います。」

 

そう言われると、まさしくその通りだという気がしてきます。

息子は、自分の口から「(ハグを)そろそろやめなあかん」と言って、「来年は変わる」とまで言っているのです。

ハグが増え、後退しているのかと心配になりましたが、ちゃんと前進しているではありませんか。

来年からだって、あと4ヶ月半しかないのです。

 

たった10分だけのカウンセリングでしたが、心理士の先生と一緒に自分が話した言葉を振り返ると、目から鱗というか「そうなんだ」と、ストンと心に落ち着きます。

この1ヶ月、しんどそうな息子を見ていて不安だった気持ちが一気に楽になりました。

 

続く児童精神科の先生の診察では、

「心が落ち着かなくて、宿題が手に付かないことが多い。」

と、息子は話していました。

 

「う~ん・・・。」

と、先生は悩んで、

「不安をとる抗不安薬を増やすことは出来ますが、依存性があります。」

と。

 

「もう少しカウンセリングで様子を見てみましょう。」

と、今まで通り「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)」の処方となり、次の診察は5週間後となりました。