風邪でプールの授業を1回休んでしまった息子。
中学校では、プールの授業を1回休むにつき、25mを8本、夏休みに水泳の補習に出て泳がなくてはなりません。
今日が補習の最終日でしたが、まだ息子の風邪はすっきり治りません。
たいしたことはないのですが、ときどき、痰が絡んで咳が出るようです。
頻繁ではなく本当にときどきなので、クラブは休まず参加しているのですが、プールとなると、万が一泳いでいるときに咳が出るとプールの水に菌をばら撒くことになるのでは・・・と、ずっと補習の参加を見送らせていました。
息子は、補習をどうしたらいいのか悩んで、昨日、サッカー部の顧問の先生に相談したところ、
「明日までに気合で治せ!」
と、言われたそうです。
「早めに補習を済ませず、ぎりぎりまで放っておくからこういうことになる。」
というようなことも言われたそうです。
息子は何も言い返さなかったみたいですが、後回しにしていたわけではなく、ずっと風邪が治らないから最終まで参加出来なかったのです。
体調管理の甘さということで、親の責任でもありますが。。。
結局は、
「明日の体調をみて、自分で判断するように。」
と、言われたそうです。
「気合で治せ!」は、叱咤激励だったのでしょう。
もしくは、ジョーク?
ところが、何でも思い詰めてしまう息子は、その夜、ものすごくうなされていました。
この暑さで、エアコン代節約のために息子も寝室で一緒に寝ているのですが、あんまりうなされているので、私の方が気になって眠れませんでした。
朝起きてからは、咳もしていなかったし、息子本人が「補習に出る」と言うので、そのまま学校へと送り出しました。
もし休ませると、「休んでよかったのかな?」と、ずっと心配し続けるかもしれないからです。
でも、今回はそれが「凶」と出てしまいました。
息子は、泳いでいるときに痰が絡んでしまい、パニックになって、息の仕方が分からなくなってしまったそうです。
息が出来なくて、過呼吸のような感じになってしまったというのです。
すぐに治まったようですが、補習どころではなく、しばらく休んで落ち着いてから帰ってきました。
本人は相当パニックになっていたそうですが、先生や周りの生徒達は、
「〇〇、何ふざけてん!って感じで、にやにや笑って、なかなか気付いてくれへんかった。」
と。
学校のプールで泳いでいるときに、そういうことが起きるとは想像しにくいでしょう。
けれど、「痰がからむ」=咳が出る以前にそういうことが起き得ると、なぜ考えてあげられなかったかと後悔しました。
こんなことで泳ぐのが怖くなったり、トラウマにならなければいいのですが・・・。
家に帰って来てからの息子は、
「胸のあたりが苦しい。」
「(クラブで)走ってるときに過呼吸になれへん?」
と、落ち着かない様子です。
「胸のあたりが苦しいのは、多分、怖かったこととかがストレスになって苦しく感じるんやと思うで。」
「息が出来なくなったのは、泳いでるときに痰が絡んだからやろ。
地上では、痰が絡んでもだいじょうぶ。
過呼吸になったとしても、ゆっくり息を吐くように心がければ自然に治るよ。
命にも別状ない。」
ただ、体は何ともなくても、ストレスによる痛みや疲れがあるのも事実です。
午後1時からのクラブは、大事を取って休むように勧めたのですが、
「行きたい!」
と、息子は言います。
1時からミーティングがあり、2時から紅白戦をするそうです。
運動場の使用に限りがあって、この日が引退前の3年生と大コートで紅白戦が出来る最後の日だというのです。
「ミーティングの間に落ち着くかもしれへんやん。」
と。
またまたクラブに参加させるか休ませるか、どっちを選んでも気がかりな展開です。
結局、息子を学校まで送って行き、顧問の先生に、
「どうしてもクラブに参加したいと言うので・・・。」
と、息子の様子を見ながら参加させていただき、もし、調子が悪くなれば薬を飲むように声をかけたり、家に連絡をくださるようお願いしました。
不安そうな息子を残して帰る、私の心はざわざわします。
「やらんと後悔するより、やって後悔する方がいいねん!」
が、君の信条だものね。
その勇気がすごい!