7日の木曜日、息子のメンタルクリニックに行ってきました。
前回の診察からの1週間は、先週より少しましかなとは思うものの息子の調子は悪いままで、もちろん学校にも行けませんし、サッカーゲームをする気力もありませんでした。
この日のカウンセリングは、息子45分、私15分でした。
この日、私が心理士の先生にお聞きしたのは、
息子の調子が良さそうな時に、買い物などで1時間程私が外出をすると、その日の夜は息子の調子が特に悪くなってしまうのだが、息子を置いて外出するのは控えた方がいいのか?ということです。
テレビでサッカーの試合を観たりして比較的息子が落ち着いているときに、外出をしてもだいじょうぶか息子に確認し、
「1時間ぐらいで帰ってくるけど、もし調子が悪くなったら電話してね。すぐ帰ってくるから。」
と、念押しして出かけるのですが、私が帰ってきたときは、テレビを観るのをやめて、ぐるぐる部屋の中を歩き回っているのです。
「ママおらな、あかんねん。」と、つぶやきながら。。。
「彼は、『行かないでほしい』とは言わないのですよね。」
「はい。そう思っているとは思いますが・・・。
最初の頃は、30分と経たないうちに『もう限界や』って、電話がかかってきました。
今は、我慢して待ってくれてますが、何も手に付かない感じでぐるぐる歩き回っているみたいです。」
「彼の中で、頑張ろうという気持ちがあるのだと思います。
極端に調子が悪くなるのでなければ、それでいいんじゃないかと思います。」
「私が外出した日は落ち着かない気持ちが強くなるみたいで、夜、眠れなくなったりします。
それでも、1時間ぐらい私から離れられなければ、学校にも行けないんじゃないかと思うし、かと言って、調子が悪くなると、まだ早いのかな?と、心配になります。」
「留守番できたということは、彼の自信になっていると思います。
我慢できるのが、30分から1時間に増えていますし。
それより、『お母さんがおらんなあかん』という、ネガティブな言葉が気になりますね・・・。」
「最近はスマホで何でも調べられるので、適応障害のうつについても色々情報を得ているのか、
『治るのに最低6ヶ月はかかるんや。』とか言ってます。
『人それぞれやから、3ヶ月で治る人もいてるし、もっと長くかかる人かていてる。
何かのきっかけで急に良くなる場合もあるって、先生が言ってたやん。』って言うと、
『もう3ヶ月過ぎてるのに、全然治れへん。
やっぱり、6ヶ月は治れへんのや。』って言うんです。
いつ治るか分かれへんっていうのが、余計に不安にさせるのかもしれないので、いっそのこと『6ヶ月ぐらいで治るよ』って言ってあげた方が、安心できていいのかな?とも思ったりするのですが・・・。」
「6か月後に治ってなければ、ショックが大きいと思います。
『人それぞれ治る時期は分からないけど、必ず治る。』
ということを伝えるしかないと思います。
『治れへん』という、ネガティブな言葉が気になりますね・・・。」
二度も「ネガティブな言葉が気になる」と言われました。
うつ状態から抜け出すには、このネガティブ思考をなんとかしないといけないのかもしれません。
ただ、〇〇のカウンセリングで、やる気が出始めているようだということでした。
「学校に行かなければならない」等の義務感ではなく、「やろう」という意欲です。
まだ、心と体がついてはいかなくて、やる気がないように見えるのですが、そう思えることが大切な一歩なのだそうです。
続く児童精神科の先生の診察では、
「先週よりはましやけど、調子が悪い。
でも、前よりは『学校へ行かなあかん』っていう気持ちが減って、ちょっと楽になった。」
と、言っていました。
「他には? 何かありますか?」
と、聞かれても、〇〇は言葉が出ない様子。
「お母さんから見て、どうでしょう?」
「叫んだり暴れたりすることはなくなったのですが、気力がない感じです。
教科書を開くことはもちろん、ゲームも出来ませんし、『サッカーの試合を観ているときは、不安とかも忘れられる』と言っていたのが、疲れて途中で観るのをやめてしまってます。
横たわっているというか、目を開けて一点をじっと見つめたままのときがあって、心配になるときがあります。」
「レクサプロを増やして1週間ですね。
遅効性の薬なので、もう1週間様子をみてみましょう。」
「レキサルティ錠0.5mg(半錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)0.5mgを一日2錠まで」を処方され、次の診察は1週間後となりました。