やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

肯定してあげるだけでいい

2019年05月09日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子の所属するサッカー部は、ゴールデンウィーク中27日から5月2日まで、公式戦二日を含む部活動がありました。

息子は、1日までの五日間、フルで部活動に参加しましたが、最後の一日だけは参加することが出来ませんでした。

 

六日間部活をやりきって、息子の自信を取り戻すことが出来ればいいなと思っていましたが、そううまくはいかないものですね。

ちょうど連休の半分までは調子が良かったのですが、2日になり、後半に入ったとたんに調子が悪くなってしまいました。

 

連休中、息子は、

「英語の宿題だけはやりたい。」

と、自ら教科書を開くのですが、落ち着かない気持ちで全然集中することが出来ず、結局勉強は出来なくて、ますます落ち着かなくなり、夜も眠れない日が続きました。

 

そうした中、連休明けの7日は、メンタルクリニックの日でした。

この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が10分。

 

「本人は頑張りたいと思っているのに、落ち着かなくて勉強が出来ないということは、まだ、勉強が出来る程回復していないということでしょうか?

そんなとき、私は、どう対応すればいいのでしょう?

『もっと調子が良くなってから勉強した方がいいよ。』って、やめさせてあげた方がいいのか、それとも、本人がやりたがっているので、それを応援して、頑張らせてあげた方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?

〇〇の『頑張りたい』と思う気持ちを無下にしたくはないし、かと言って、無理させてはいけないと思いますし・・・。」

 

「まずは、『勉強しよう』という気持ちを持てるようになったことをほめてあげてください。

落ち着かなくて勉強が出来なくても、

『落ち着かなくて出来ないんやね。』と、肯定してあげるだけで、それでいいと思います。

勉強したいと思っているのに、心配してブレーキをかけられると、それは本人の思いとかけ離れたことになってしまいます。

それよりも、ありのまま『勉強したいけど、落ち着かないから出来ないんやね』と、伝えることで、頑張りたいという思いと現実とのギャップを本人も受け入れることが出来ると思います。

勉強するかどうかは、本人に任せてください。」

 

「今日、彼とお話ししていた中で、『ずっと勉強してないから分かれへん』と、初めて勉強に対しての不安を口にされました。

連休中に部活動に参加出来たことで、彼の中で自信が育っているのだと思います。

今までは、それどころじゃなくて、そういう勉強の話とかは出て来なかったので、彼の中で少し余裕が出てきたのかなと感じました

 

確かに、最後の一日は参加出来なくても、息子は、本当に部活を頑張っていました。

連日、頑張り過ぎたのかな?とか、思うように体が動かなくて自信を失くしてしまったのかな?とか、私はどうしてもマイナスの方にとらえて心配ばかりしてしまうのですが、息子は息子なりにしっかり前に進んでいたようです。

私が息子にどうこうさせようなんていう問題ではないのですね。

 

続く診察では、

「ゴールデンウィークは最初は調子が良かったのに、後半から調子が悪くなって、今はとても落ち着かない。」

と、息子は答えていました。

 

「実は、僕も同じです。

連休の前半は、『まだ休みがある』ってゆっくりしてたのに、終わりに近づくにつれて、落ち着かないというかとても憂鬱になってしまいました。」

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 と、聞かれ、

「『頑張りたい』っていう気持ちが強くて、頑張ろうとするんですけど、勉強にしても落ち着かなくて手に付かなくて、それがまた調子の悪くなる原因になっているような気がします。」

と、答えました。

 

「頑張ってるんや。

きっと、真面目に頑張り過ぎるんやろうね。

それがいいところでもあるんやけど・・・。

焦らずにいきましょう。」

 

次の診察は8日後となり、引き続き「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。