やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

すごいことなんだ!

2019年05月16日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

今週、息子は、通級の先生と一緒に1時間程勉強をするようになりました。

 

4月は通級の授業がまだ始まっていなくて、「息子の調子がいいときにはいつでも通級教室が使える」と言ってくださっていたのですが、結局通うことは出来ませんでした。

連休中はサッカー部の活動に参加していた息子でしたが、連休が明けて、試験一週間前に入ったためにクラブは休みとなりました。

また登校出来なくなるのではと心配しましたが、先週の金曜日、4月の集合写真に参加出来なかった生徒の撮影があり、息子はそのために登校しました。

集合写真の上の方に丸枠で付け加えるあれだと思います。

 

カメラマンさんが昼休みに来られるので、生徒の目を避けて4時間目の終わりに登校し、そのまま通級教室で先生と一緒にお弁当を食べ、生徒がお弁当を食べている時間に写真を撮ってもらいました。

その日はそれだけで帰りましたが、翌週の月曜日と火曜日、5時間目の途中から6時間目の終わる前までの約1時間、息子は通級教室で勉強を教えてもらうことが出来ました。

 

クラブでもそうですが、勉強も頑張ろうとすればする程、調子が悪くなります。

学校では調子も良さそうで、一生懸命勉強に取り組んでいたそうです。

けれど、家での息子はとても落ち着かない様子で、ぐるぐる歩き回り、何も手に付かない様子でした。

よほど辛いのか、

「ママ、助けて!」

「なんとかして!」

と、言うのですが、私には背中をさすったり、薬を飲ませることぐらいしか出来ません。

 

デパスを飲ませると少し落ち着くのですが、調子が良くなってきても、何かしようとすると、また集中出来なくて何も手に付かない状態になり、そこからどんどん調子が悪くなってしまうのです。

 

そんな中で、昨日は息子のメンタルクリニックに行ってきました。

 

息子の調子は悪そうでしたが、しっかり1時間のカウンセリングを受け、私の時間はありませんでした。

 

診察では、

「調子がいいときもあるけど、悪いときはすごく悪い。」

と、息子は答えていました。

 

「調子がいいときも出てきたんだ。良かったですね!」

 

「眠れてる?」

「なかなか眠れなくて、朝起きるのが遅くなってしまいます。」

「ご飯は食べれてる?」

「はい。」

 

そうして、息子は頭を机に伏してしまいました。

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 

「『頑張ろう』という気持ちがすごくあって、今週から1時間程通級教室で勉強しているのですが、疲れもあるのか、家では調子が悪いときが多いです。

落ち着かなくて、何も手に付かなくて、ぐるぐるぐるぐる歩き回っていて、見ていて辛そうです。

『勉強しても頭に入ってこない』と言っているので、まだ無理して学校へ行かなくてもいいのではないか?と、思うことがあります。」

 

「本人が『行きたい』と思うのであれば、『無理だ』とか、レッテルを貼るのは良くありません。

あくまで本人の気持ちに寄り添ってあげてください。

『行きたい』『頑張りたい』と思うことがすごいことなんです。

行けなくても当然、頑張れなくても当然の状態で、頑張って登校したなら、たとえ勉強出来なくても、頭に入っていなくても、それは称賛されるべきことです。

行けば、当然疲弊もするし、調子も悪くなる。

それでも頑張ろうとしている彼を、誉めてください。

その繰り返しが、回復に繋がっていくのです。」

 

この日も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方され、次の診察は8日後となりました。

 

本人の気持ちを優先して、寄り添い、応援する。

何度も何度も言われ続けてきたことですが、苦しそうな息子を見るのは辛くて、本当に「これでいいのか?」と葛藤してしまいます。

 

事故や病気で体に障害を負った人のリハビリも相当辛いものだと聞きます。

リハビリが辛そうだからとやめさせていたら、いつまで経っても回復など望めません。

 

調子を崩しながらも、息子が前に進もうとすることは、すごいことなんだ!!

 

前に進まなきゃならないのは私。。。

覚悟を決めて、息子を見守っていかなくては!