中学1年生の2学期に適応障害となり、学校へ行けなくなってしまった息子は、それまで通っていた個別指導塾、サッカー療育、プレイセラピー等はもちろん、買い物や外食にまで行けなくなってしまいました。
唯一息子が続けることが出来たのが、メンタルクリニックのカウンセリングです。
予約が取れる限り、月に3~4回通い続け、息子の調子が良いときには、クリニックの帰りに家から遠く離れた場所で外食をすることが出来るようになりました。
少しずつ部活(サッカー部)に参加出来るようになった息子は、夏休み中は、不安と葛藤しながらも、クリニックに通う日以外のほとんどの部活に参加していました。
夏休みの半ば、
「またプレイセラピーに行こうかな。」
と、息子が言い出したので、これはすごい変化だ!とばかりに喜んで、早速、子育て総合センターに連絡を取り、9月の初旬にプレイセラピーの予約を取りました。
ところが、夏休みが終わる直前、サッカー部の顧問の先生から「3年生が引退し、最高学年になったので、サッカー部のみんなを引っ張っていくためにも、勉強などサッカー以外のことも頑張ろう」と激励された息子は、それからまた部活に出られなくなってしまいました。
恐らくぎりぎりのところで頑張っていたのでしょう、息子はそれ以上頑張り続けることが出来なくなってしまいました。
息子がプレイセラピーを再開することは出来ませんでしたが、子育て総合センターには私一人だけで行ってきました。
子育て総合センターに通うことが出来なくなってからも、時々担当の先生からお電話をいただいていたので、息子の状況はお話してきましたが、不安というか愚痴というかは、やはりじっくりお会いしてこそ話せるものです。
「あまりにも息子にべったり付きまとわれる。」
とか、
「私が1時間外出するのもやっとのことで、その1時間は〇〇が頑張って我慢してくれてるのだと思うけれど、少しでも遅くなると電話がかかってくるし、実際、家に帰って、不安でぐるぐる歩き回っている〇〇を見ると、一人で留守番させるのにも罪悪感を感じてしまう。」
とか、
「家にいると、学校へ行けないことに罪の意識を感じて余計に落ち着かないのかもしれない。
クリニックの先生にフリースクールを紹介してもらったけど、月に4万円もかかるので、本人が『行きたい』と言ったとしても、通わせてあげられない。」
「もう10ヶ月も中学校に通えていないので、恐らく高校は私立の通信制しか無理かもしれないが、授業料は無償であってもその他諸々にお金がかかってしまうので、経済的に心配だ。」
等々。
子育て総合センターの先生には昔からお世話になっていて、主人のこと(リストラされて何度も職を変わっていることや、主人自身もアスペルガー的傾向があること)や、私のこと(病気や弟達のこと)も知ってくださっているので、話しやすいというか、愚痴レベルの話をたくさん聞いていただきました。
その上で教えていただいたのが、
・もしかすると、「特別児童扶養手当」を受給できるかもしれない。
・色々な「放課後デイサービス」があるので、居場所的な所や勉強を教えてくれる所など、〇〇に合った所、〇〇が行ってみたいと思える所が見つかるかもしれない。
ということでした。
この日、子育て総合センターに出向いたことによって、「何かが変わるきっかけになるかもしれない」と、そんな祈りにも似た気持ちになりました。
まずは、息子の調子が良いときに、私一人で市役所に出向き、詳しい情報を教えていただくことから始めることになりました。