やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

長い道のり

2020年09月18日 | 日記(息子・中学生)

先週、息子は頑張り過ぎるぐらい頑張っていて、

月曜日、通院の日であるにもかかわらず6時間目に登校、

火曜日、5時間目から登校、

水曜日、なんと1時間目から登校

木曜日、3時間目から登校。

 

息子は、通級教室と体育、少人数クラスの国語基礎クラス、数学基礎クラス、英語基礎クラスの授業を受けていたのですが、木曜日は、それらの間の時間にあった社会の通常授業に参加しました。

 

「お前ならだいじょうぶ!」

と、友達に励まされたそうで、自分でも調子よく感じていた息子は、

「いけると思う。だいじょうぶ!」

と、言っていました。

 

息子は、中学一年生の時にLINEトラブルをきっかけに適応障害になり、不登校気味になってしまいました。

半年ぐらい経って、ようやく息子の調子が落ち着いてきて、校外学習に参加出来るまでになった頃、社会の授業に出ようとしたときに、

「授業に出るのは、謝ってけじめをつけてから。」

と、先生に教室を追い出されてしまいました。

 

その先生の写真に落書きしてグループLINEに送信した息子が悪いのですが、息子は、通級や担任の先生にサポートしていただきながらその先生に謝った後、再び調子が悪くなり、通級教室にもサッカー部にも行くことが出来なくなってしまいました。

 

なので、フラッシュバックが起きて調子が悪くならないか心配で、一応、息子が社会の授業を受けずに過ごすことも出来て、授業に出て調子悪くなったときにクールダウン出来る教室を用意してもらっていたのですが、それを使うことなく、息子は最後まで授業に参加したそうです。

 

けれど、その日、学校から帰ってきた息子の表情は疲れ切っていて、また一気に調子が悪くなってしまいました。

 

調子が悪くなったのは、社会の授業に出たからではないのかもしれません。

社会でなくても、人がたくさんいるクラスの授業に出たらそうなるのかもしれません。

4日連続で登校して、エネルギーを使い果たしてしまったからなのかもしれません。

 

「怖い、怖い。」

と、不安で落ち着かなくて、夜も眠れず、一晩中ぐるぐる歩き回る日もありました。

疲れ果てて、翌朝は12時間以上眠っていましたが・・・。

 

不安の強い日が続いて、何をする気力も湧かず、一週間が過ぎましたが、今日、ようやく息子は3時間目から登校しました。

 

息子の調子が悪くなると、色んな感情が渦巻きます。

 

授業を受けて、こんなに辛い時間を過ごすことになるなら、無理して教室の授業に戻らなくてもいいと、私は思いました。

けれど、息子は戻りたいのです。

息子の意思がどんなに前向きに頑張ろうとしていても、容赦なく調子は悪くなってしまうのです。

 

それでも、一週間で息子の調子が落ち着いてきたこと、再び登校し始めたことに、今までとは違う息子の強さを感じました。

 

児童精神科の先生の言う通り、息子は「間違いなく前進している」ようです。

 

苦しいことの多い長い道のりですが、時に立ち止まりながらも前を向いて、息子は進んでいるのです。