二回戦、キックオフは10時でしたが、1時間ぐらい前にナショナルトレーニングセンターに到着して、ウォーミングアップする様子を見学していました。
対戦するのは、強豪がひしめく東京で1位になって2回戦から出てきたシード校。
「この試合で勝てたら、優勝もあるかもしれない!」
と、息子は言っていました。
彼らは一回戦を戦っていないので、うちとは疲れ具合が違います。
登録メンバーもしっかり18人。
うちは肉離れを起こした子がいたそうですが、11人しかメンバーがいないので代わりはいません。
先生や親御さんが無理をしないように言われても、存分に走ることは無理でも出来ることをする覚悟で出場されたようです。
息子も、「疲れた」なんて言ってられないのでしょう。
覚悟と緊張感を持ったいい顔をしていました。
今日の試合は、20分ハーフ。
10分試合して飲水タイムで、さらに10分試合してハーフタイム。
このハーフタイムが20分になり、いったんクーラーの効いた建物の中に入ってクールダウンします。
後半も10分試合して飲水タイムとなり、暑さを配慮した10分×4本の合計40分の試合となりました。
試合は、圧倒的に攻められる展開でした。
でも、キーパーの好セーブもあって、得点は許しません。
粘って、守って、守り抜いて、0-0のまま試合を終えました。
勝負はPK戦で決着を付けることになりました。
PK戦で、4人目のキッカーとして息子が出てきたときは驚きました。
自分が外せば試合が終わる場面で、息子は、ど真ん中、キーパー真上のゴールネットにボールを突き刺しました。
後から、自分から志願して蹴ったと聞いて、ますます驚きました!
結果は、PK3-5で二回戦敗退。
PKは運だと思いますし、格上相手にPK戦まで持ちこんだことこそ、実力以上の戦いをしたと思います。
息子の全国大会が終わり、エネルギーを使い果たして、去年と同じように父親の車で一足先に帰るかと思っていたのですが、
「最後まで頑張る!」
と、息子は言いました。
もう一泊して、最後までみんなと一緒に新大阪まで帰ると言うのです。
主人の車で帰ったら、交通費と宿泊費が浮くのになと思いつつ、
「じゃあ、明日、新大阪まで迎えに行こか?」
と、聞くと、
「一人で置いていかれるのは困る。」
と・・・。
息子が「頑張る!」って言ってるのに、応援しないわけにはいきません。
その日は、息子と同じホテルに泊まり、翌朝、私は30分早く大阪に向かいました。
新大阪駅の待ち合わせ場所は、中央口を出てすぐ左の「千成びょうたん」前にしたのですが、なかなか息子は現れません。
通りがかった先生が私に声をかけてくださり、
「まだ来ませんか?」
と・・・。
帰る電車がそれぞれ違うので、改札内で解散したとのことでした。
息子にLINEで、
「今どこ」
と、連絡すると、
「自分でも分からん」
と、返信。
電話をかけて、何口から出たのか聞きましたが、それも分からないようでした。
「千成びょうたん」がサッカー部の待ち合わせ場所だともう一度伝えると、
「分かった!」
と言って、電話が切れました。
もう一度こちらから電話しようとしても、楽天モバイルの電波が悪いのか、私のスマホが悪いのか、なかなか繋がりません。
不安な中、ただ待つことしか出来ずに30分余り。
「地図見て来れたわ!」
と、息子がやってきました!
息子が人が苦手じゃなかったら、こんなに心配はしないのだけれど、本当にほっとしました!
ここから自宅までさらに2時間。
家にたどり着いたときには、私も完全燃焼して、3泊4日でエネルギーを使い果たしてしまいました。
今回、我愛羅は、ほぼペットカメラのtapoに映っていて、吐いた痕跡もなく、おりこうさんでお留守番をしていてくれました。