7月28日、令和5年度全国高等学校定時制通信制体育大会の第33回サッカー大会に息子が参加するため、静岡県清水市を訪れました。
新大阪駅に9時集合だったので、家を出たのは7時。
ちょうど通勤ラッシュが始まる頃で、こんなに混んでいる電車に乗るのは、午後から通学することが多い息子にとっては初めてでした。
実は、この全国大会の前にヘルプマークを取得しました。
息子は、
「『ヘルプマークなんか付けるな!』って、ネットに書かれてる。」
と、悪意を感じる書き込みに不安な様子。
「付けても付けなくても○○の自由やで。
ヘルプマークを付けてたら、叫びたくなる程しんどい○○の気持ち、ちょっとは想像してくれるかもしれへん。
万が一の時は、名前と連絡先が書いてあるから、お守りみたいなもんや!」
結局、ヘルプマークはカバンのポケットのファスナーに付け、普段はポケットの中に隠しておいて、しんどいときにだけ外に出すことにしました。
通勤ラッシュ時の電車は、リモートワークをする人が増えたせいなのか、私が働いていた頃に比べると随分緩和されてはいますが、それでも、息子にとっては、大きな荷物を抱えて、人、人、人に囲まれて、と、パニックになりかねない状況でした。
幸い車輌の連結部に移動し、そこが運転席の付いている車輌どうしだったので、二人だけの空間を確保することが出来ました。
もし、息子を一人で行かせていたら、もうここでリタイアしていたかもしれません。
集合時間の少し前に新大阪駅に到着したので、いったん喫茶店に入ってクールダウンしました。
集合場所で顧問の先生に挨拶し、私は、息子達の新幹線が出発したのを確認してから、一本後の新幹線に乗りました。
清水文化会館で開会式が行われるため、清水駅で待機。
開会式には保護者は入れないのですが、
「しんどい。」
「近くまで来て!」
と、息子からLINEメッセージがあり、会館に向かいました。
息子を呼び出し、顔を見て「すぐ近くにおるから!」と言うと、少し安心したようにホールに戻って行きました。
会館には全国から代表チームが集まり、ユニフォームに着替えたり、学校旗を準備したりと、全国大会なんだという気持ちが高まってきます。
運営している方に、「保護者も見学できないか?」とかけあったところ、息子の学校の関係者として一緒に参加することは可能だと言われましたが、息子だけ保護者同伴なんて嫌だろうと思い、私はホールの外で待つことにしました。
開会式が始まると、楽曲の演奏や出場校を紹介する声が聞こえてきました。
息子がここにいるんだということが嬉しくて、猛暑も疲労も吹っ飛びます。
開会式後、ホールから出てきた息子に手を振ると、手を振り返していい笑顔で応えてくれました。
息子達は翌日の試合会場近くの旅館に向かい、私は清水駅近くのホテルに宿泊しました。
「どうしてもしんどくなったときは、すぐ迎えに行くで~!」
と、LINEメッセージを送信。
頑張れ~!!
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