あなたは、バテスマを施す人ヨハネが、ヘロデ王に捕らえられ、残酷な打ち首にされた理由とその方法をご存知でしょうか。マルコの福音書には次のように記されています。
ヘロデ王は、「自分の兄弟フィリポの妻ヘロデア」を自分の妻にしたため、バプテストのヨハネが、ヘロデ王に「あなたは自分の兄弟の妻を有しているのは正しくありません」と、繰り返し言いました。そのためヘロデ王はヨハネを捕え、獄に入れ、「彼(ヨハネ)に恨みを抱き、殺してしまいたい」と思っていました(マルコ6:17~19)。ヘロデ王はエホバの禁じている兄弟フイリポの妻を有していたので、バプテストのヨハネがその不道徳な行為を繰り返し、指摘したので、恨みを抱き殺そうとしたのです。しかし、ヘロデ王は、バプテストの「ヨハネが義にかなった聖なる人であることを知っていて、彼を恐れて」どうしたものかと考えていました(マルコ6:20)。
ところが、ヘロデ王にとって都合のよい日が来て、バプテストのヨハネを打ち首にした出来事がマルコの福音書に次のように記されています。
「ところが、都合の良い日がやって来た。ヘロデが自分の誕生日に、自分に属する高官、軍司令官、ガリラの主だった人々などのために晩さんを設けた時のことである。そこえほかならにヘロデアの娘が入って来て踊りを見せ、ヘロデ(王)および共に横になっていた者たちを喜ばせた。 王はその乙女に、「何でも自分の欲しいものを求めなさい。お前にそれを上げよう」と言った。しかし彼(ヘロデ王)は、「お前の求めるものが何であれ、わたしの王国の半分までも、お前に上げよう」と誓ったのである。すると彼女は出て行って、自分の母(ヘロデア)に言った、「わたしは何を求めたらよいでしょうか」。母(ヘロデア)は、「バプテスマを施す者ヨハネの首を」と言った。娘はすぐ、急いで入って王のもとに行き、「バプテストのヨハネの首を大皿に載せて今すぐわたしに与えてくださいますように」と、自分の願いを申し出た。王は深く憂えたが、自分が誓い、および食卓について横になっている者たちのことを考えて、彼女を無視してしまおうと思わなかった。それで、王はすぐに護衛兵ひとりを派遣し、ヨハネの首を持ってくるようにと命令した。そこで彼は行って、獄の中でヨハネを打ち首にした。その首を大皿に載せて持って来た。そして、それを乙女に与え、乙女はそれを自分の母(ヘロデア)に渡した。ヨハネの弟子たちはこれについて聞くと、やって来て遺体を引き取り、記念の墓の中に横たえたのである」(マルコ6:21~29)。
上記の聖句に記されている通り、バプテストのヨハネは、ヘロデ王の誕生日の晩さんの席で、妻にしていたヘロデアの娘の踊りに魅了され、その褒美に誓った内容から、残忍な打ち首に処せられました。上記の聖句から分かる通り、ヘロデ王とその妻になっていたヘロデアは共に邪悪な者であったことが分かります。
真のクリスチャンたちは、聖書のどこにも誕生日を祝う記述がないことと、上記の通りヘロデ王の誕生日の晩餐の席で起きた出来事から、誕生日を祝うことはありません。
新緑の 続く国道 心地よし 今日の一句
鬼北町から三間町に入る前の「夕陽」