娼婦ラハブは心が賢く、ユシュアに遣わされた2人の偵察員をかくまい、イスラエル人が土地を取得に来るとき、命を救ってください、と懇願しました。さて、事態はどのように進展するでしょうか。聖書は次のように記しています。
「2人(ヨシュアに遣わされた偵察員)は言った。「あなた方(娼婦ラハブとそその家族全て)のために命を懸けましょう!もしあなた方が私たちのことを漏らさなければ、私たちは、エホバがこの土地を与えてくださる時、あなた方を助け、約束を守ります」。その後、ラハブは2人が窓から縄で降りられるようにした。彼女の家は町の城壁に接していて、ラハブは城壁の上部に住んでいたのである。ラハブは2人に言った。「追っ手に見つからないよう、山地に行って3日隠れていてください。追っ手が戻ってきた後に、あなた方は帰れます」。
2人は言った。「あなた(娼婦ラハブ)が誓わせたこの誓いが有効であるために、あなたは、私たちがこの土地に入ってくる時に、緋色の布でできたこの綱を、私たちを下すこの窓に結んでおかなければなりません。あなたの父親と母親と兄弟たち、父親の家の全ての人をあなたの家に集めなさい。誰でもあなたの家の戸口の外に出るなら、その人の死はその人自身の責任です。私たちに罪はありません。しかし、あなたと一緒に家の中にとどまっている人に害が及ぶなら、その人の死は私たちの責任です。また、あなたが私たちのことを通報するなら、あなたが誓われた誓いに関して、私たちに罪はありません」。ラハブは答えた。「あなた方の言う通りにします」。
こうしてラハブは2人を送り出した。その後、その緋色の綱を窓に結んだ。2人は去って山地に行き、追っ手が戻ってくるまでそこに3日とどまった。追っ手は全ての道を捜し回ったが、彼らを見つけられなかった。2人は山地を下り、川を渡ってヌンの子ヨシュアのもとに来て、自分たちに起きたことを全て話した。そしてヨシュアにこう言った。「エホバは全土を私たちに引き渡してくださいました。土地の住民は皆、私たちのためにおじけづいています」。」(ヨシュア記2:14~24)。
上の聖句に記されている通り心の賢い娼婦ラハブは、ヨシュアが遣わした2人の偵察員と誓約を交わしています。かつ二人が安全に逃れ、ヨシュアの所に帰るように助言しています。2人の偵察員は娼婦ラハブとの誓約を有効にするために、緋色の布の綱を窓に結び、自分たちが土地を取得するために再び来るときに安全に助けることができる目印にするよう伝えています。同時に家族一同がその家に集合しておけば命が助かることを約束しいました。娼婦ラハブは神エホバの民は義なる人であることを理解していました。
次に聖書はヨシュアの行動を記していますので、次回にお伝え致します。
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