イエス・キリストは偽りの宗教指導者たちのパリサイ人とサドカイ人たちを「邪悪な姦淫の世代」と呼びました(マタイ16:1~4)。次いでイエスは、弟子たちに、「じっと見張っていて、パリサイ人とサドカイ人のパン種に気を付けなさい」、教えられました(マタイ16:6,11)。次のようにマタイの福音書に記されています。
「さて、弟子たちは向こう側に渡ったが、パンを携えて行くのを忘れた。イエスは彼らに言われた、「じっと見張っていて、パリサイ人とサドカイ人のパン種に気を付けなさい」。それで彼ら(弟子たちは、「わたしたちはパンを少しも持って来なかった」と互いに論じはじめた。これを知って、イエスは言われた、「パンを持っていないことで、どうしてそのように論じ合っているのですか。信仰の少ない人たちよ。まだ要点が分からないのですか。それとも、五千人の場合の五つのパン、そして幾つのかごに拾ったかを覚えていないのですか。また、四人の場合の七つのパン、そして幾つの食糧かごに拾ったかを。わたしがパンについて話したのではないことを、どうしてあなた方は悟らないのですか。ただ、パリサイ人とサドカイ人のパン種に気を付けなさい」。その時、彼ら(弟子たち)は、パンのパン種のことではなく、パリサイ人とサドカイ人の教えに気を付けよと言われたのだ、ということを会得した」(マタイ16:5~12)。
イエスが、「じっと見張っていて、パリサイ人とサドカイ人のパン種に気を付けなさい」と言われたのは何故でしょうか。イエスは少し先に、パリサイ人とサドカイ人に出会ったことを念頭において弟子たちを諭されました。当初弟子たちは、イエスの諭の意味を悟りませんでしたが、弟子たちはイエスの教えの要点を理解しました。パン種、つまり発酵させてパンを膨らませる物質は、腐敗を表すのに使われていた語だったのです。イエスが象徴的な話し方をしておられたこと、そして「パリサイ人とサドカイ人の教え」に用心するよう警告されていることを理解しました。偽りの宗教指導者たちのパリサイ人とサドカイ人の教えには、パン種がパンを膨らませるように人々を腐敗させる影響力があることを教えられたのです。現在の神エホバの教えを教えない諸宗教も、同じように人々を腐敗させる影響力ありますので、神エホバはイエスを通してそこから「出なさい」と教えておられます(啓示18:4)。
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