城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

高齢者の住みやすい街とは 19.3.18

2019-03-18 19:44:07 | 地域のこと他
 3月16日(土)当地区の老人クラブ総会が開かれた。既に立派な?高齢者だが、総会に出るのは初めて。この会第一城台会と名乗っており、会員65名、うち31名が80歳以上となっている。行っている事業は、芸能発表会、先祖供養、レクレーション(パターゴルフ、ペタンク、グランドゴルフ等)、幼稚園での活動など多い。既に老人クラブがなくなっているとかほとんど活動していないとかの地区に比べれば、なかなか盛んであると思う。

 老人クラブ総会 我が地区は男性の割合がなぜか高い
 さらに、老人クラブでは今年度から新地域支援事業とか、名前ばかりが難しい事業を役場から少しの助成金をもらって始めた。この事業は地域の高齢者に集まっていただいて、お茶を飲みながら、お話をするものである。若い人から見れば、なんでそんな事業を行う必要があるかと思うかもしれない。しかし、これが高齢者の孤立化、孤独化が進んでいる日本の現状であり、今後こうした傾向はますます強くなるであろう。

 懇談会 男性と女性が別れて座ってるのは残念!!

 少し外国の事情(もちろんあくまで感じである)を見てみよう。トルコを旅行した時のことであるが、カフェらしき場所に高齢者が集まり、談笑している場面を見た。これはテレビでだが、アメリカ大統領選挙が始まるとよく出てくるのが、住民がレストランで楽しそうに話している場面。もちろん、日本あるいは我が町でも、喫茶店が提供するモーニングサービスを求めて、高齢者が集まることは知っている。
 少し話は異なるが、イタリア、フランスなどヨーロッパの国では小規模の街でも高齢者夫婦が楽しく街中を散歩している(NHKBSの番組)。広場を中心に街が形成され、小さなお店が残っている。一方、日本ではこうした中心街はほとんど失われ、全国似たような郊外風景が広がっている。これでは、高齢者が歩きたくなるような環境はほとんどないといってよい(もちろん足腰が弱らないように散歩している人々は多い)。
 男性は、仕事上の縁が薄くなってくると、孤立化しやすい。地域の行事に無関心であった人は特にそうである。女性はサークルとかいろいろなつながりを作るのが上手なので、比較的なりにくい。それでも、つれ合いがいなくなり、足腰も弱ってくるとやはり孤立化しやすくなる。各地域には民生委員、福祉推進委員などが任命されているし、地域独自でサロン(懇談、食事等の会)が作られている。それでも、こうした会にもなかなか出席しない高齢者がかなり存在する。こうした高齢者を誘い出すうまい手はないものだろうか。
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