城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

花房山・晴れるはずだったのに 21.5.23

2021-05-23 19:42:10 | 山登り
 今日は、前回のクマガイソウと鍋倉山に続き、名古屋の山ともと花房山(1189.5m)に登ってきた。天気予報では晴れだったのに、朝はこぬか雨。今回、特に注意したのはヒル対策、山ともはまだ見たことがないという。花房山は確かに尾根をずっと登っていくので、沢沿いに歩くことはない。しかし、尾根であっても、あまり陽が当たらず、おまけに杉の葉などが厚く積もっているところはヒルが出没する。そして、もう一つ気がかりなところとして、900m付近にあるキレットである。下りになる登りのときの方が注意を要する。長雨と今日の小雨で木根っこと岩は大変滑りやすくなっている。若いときであれば全く問題にならないと思うが、バランスが悪くなっている年寄りにはやはり要注意である。滑落の危険に備えて、ヘルメットをかぶった。

 7時50分登山口を出発。早速、Oさんがヒルを発見した。当方はスパッツを着け、忌避剤を靴とスパッツにかけているが、少し心配である。

 登山口 7:50

 目当てのブルーシートで囲まれたトイレ(藤橋民俗資料館に林間学級に来て、この山を途中まで登る子どもたちのためのものだと聞いている)が見えてきた。さらに2個目のトイレが見えてくると標高は600mを超える。後から若い登山者が追いついてきた。彼は、名古屋から来たと言い、今回がまだ3回目か4回目の登山だそうだ。元自衛隊員で体力はいかにもありそう、大股で登って行った。

 少しガスが晴れ、揖斐川が見えた 8:55

さらに4人ばかりのいかにもベテランらしきグループが下ってきた。まだ10時前だから、早く出発したのは間違いないが、ペースはかなり速そうだ。いよいよ先に触れたキレットが近づいてきたので、ヘルメットを着用した。以前山岳会で2月に来た時は初心者もいたため、ロープが張られた場所である。乾いていればさほど問題は無いと思うが、長雨と今日の小雨で木の根と岩は滑りやすくなっている。少し時間をかけてここを通過。


 キレットを通過しても、まだ約300mの登りが残っている。シロヤシオの花が長雨ですっかり落ちているのが残念である。 

 シロヤシオ 10:39

急な登りを1時間登ると、低い灌木帯が現れる。ガスは濃く、展望は全く利かない。おまけにたっぷり水分を含んだ木々の葉は登山者の服を濡らす。山頂に11時12分到着。誰もいない山頂で急いで昼を済ました。

 三角点(三等、点名「水飲」)

 山名標示板

 下りはとにかくスリップに注意した。山頂近くで単独の登山者、その下で3名の登山グループに出会った。

 ギンリョウソウ 登りでも発見したが、下りに写真を撮った

コースタイム 登山口7:50→キレット10:00→山頂11:12~11:40→登山口14:00

 帰りにハプニングが待っていた。藤橋城や資料館は直前に熊が付近をうろついていたのが発見されたことにより、急遽閉鎖された。係員がまだ入場しようとやってくる車に対して、熊が出ましたというカードを掲げて、すぐに退避するよう呼びかけていた。
 

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