英語と書評 de 海馬之玄関

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「ねじれ国会」の憲法論と政治論

2010年09月14日 19時46分53秒 | 日々感じたこととか
  2010年9月14日、民主党代表選挙が終わりました。菅首相の<準圧勝>。而して、これまた、あくまでも「準」ですが、「準世論」の洗礼を受けたこともあり、菅政権も民主党もしばらくは支持率が大幅に回復するのでしょうね。しかし、その薔薇色とは言わないがコスモス色の民主党政権を待ち受けるのは棘の道。否、赤いジュータンならぬ、棘のカーペットを敷き詰めた<24時間TVのマラソン>のような国会運営 . . . 本文を読む

民主党代表選de菅候補準圧勝-自民党敗れたり(Vol.2+α)!

2010年09月14日 18時29分09秒 | Weblog
民主党代表選、菅直人首相の勝利が決まりました。スコア的には「圧勝」、ただし、国会議員票では(206人対200人、無効票3人、棄権2人という)ほぼ互角の出来栄えで、トータルでは「準圧勝」というところか。まずは、速報の紹介。 ◎菅首相が小沢氏破る 民主党代表選 民主党は14日午後の臨時党大会(党代表選挙集会)で、菅直人首相(63)の代表再選を決めた。党所属国会議員と地方議員、党員・サポーターによ . . . 本文を読む

書評☆高橋哲哉『歴史/修正主義』

2010年09月14日 10時36分57秒 | 書評のコーナー
◆はじめに本稿は、『歴史/修正主義』(岩波書店・2001年1月26日発行)の批判記事です。著者の高橋哲哉さんは、著者は、ポスト構造主義が専門の哲学研究者だったのですが、現在は、「戦争責任-戦後責任」について疲れを知らない反日活動を展開しておられる方。私は哲学の門外漢ですが、『歴史/修正主義』の論理、蓋し、<詭弁の強弁>には少なからず驚愕し義憤を感じた。素人を専門的な言辞で翻弄し、もって、それほど根 . . . 本文を読む

憲法における「法の支配」の意味と意義

2010年09月14日 08時47分15秒 | 日々感じたこととか
保守系ブログの中で「法の支配」というタームがちょっとしたブームを巻き起こしているようです。本稿は「法の支配」を軸にして憲法と国家の概念について検討した前稿の補論です。読者からご要望を頂いたこともあり、「法の支配」に絞って、その憲法における意味と機能を整理してみました。 歴史的には、権力の恣意的運用に対する抵抗の<論理>であった法の支配が、現在、保守系論者から持ち出されていることは、民主党政権 . . . 本文を読む

左翼にもわかる歴史学方法論☆沖縄「集団自決」を思索の縦糸にして

2010年09月14日 04時29分37秒 | 日々感じたこととか
正しい歴史の認識とは何か? 正しい歴史の記述などというものはありうるのか? もしありうるとして、それはどのような条件を備えたものなのか? これらのことについて考えてみたいと思います。  よく、「10人の歴史家がいれば10個の歴史がある」「すべての歴史は(現代の観点から再解釈された)現代史である」という言葉を耳にしますが、歴史教科書や歴史教科書の検定を巡る争いを目にするたびに私は「正しい歴史の . . . 本文を読む

女系天皇は憲法違反か

2010年09月14日 03時53分15秒 | 日々感じたこととか
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/78478ca7d4aebc00f057beebd43f17a4   現在のまま推移すれば男子の皇族がいずれ悠仁親王お一人になる。この事態を前にして、悠仁親王御生誕で一旦沈静化したものの、皇室の危機の構図に変化があるはずもなく、最近また「女系天皇」を巡る議論が喧しくなっているようです。しかし、私の目には「女系天皇 . . . 本文を読む