英語と書評 de 海馬之玄関

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歴史を直視できない人々-安倍総理の歴史認識を批判する海外報道紹介の後記-(下)

2013年05月12日 09時32分32秒 | 英字新聞 de 政治経済
敵は本能寺にあり、鴨。蓋し、フランシス・ベーコン(1561-1626)は人間の認識を歪める契機として4個の「イドラ:idola」--コミュニケーションに起因する偏見としての「市場のイドラ」、井の中の蛙的な知見の狭隘さに起因する「洞窟のイドラ」、その時代時代を牛耳る有力な思想に影響されることに起因する「劇場のイドラ」、生物の一つの種族としての人間に生得的に備わっている認識と理解と思考の能力の有限性や . . . 本文を読む

歴史を直視できない人々-安倍総理の歴史認識を批判する海外報道紹介の後記-(上)

2013年05月12日 09時24分07秒 | 英字新聞 de 政治経済
紹介した9本の海外報道を俯瞰すれば、WSJとWPSTの記事に塗り込められた本音は「どちらが正しい歴史の認識かなんかどうでもいいから、これから支那を押さえ込む上でも、アメリカ政府の手間とアメリカの投資家の対韓国投資運用実績のことも少しは配慮してですね、歴史問題なんかで日本は騒ぎは起さないでくれ!」という所でしょうか。他方、 NYTもしくはFTとEconomistの狙いは、寧ろ、「火のない所に火をつけ . . . 本文を読む

安倍総理の歴史認識を批判する海外報道紹介(12)

2013年05月12日 09時12分11秒 | 英字新聞 de 政治経済
OEDが挙げている二番目の語義には否定的響きがあるにせよ、他は価値中立的か寧ろ肯定的。而して、「愛国心」と「ナショナリズム」の清濁併せ呑むこの経緯は、「Patriotism is the last refuge of a scoundrel」(愛国主義は悪党の最後の避難所)と喝破したSamuel Johnson(1709-1784)自身が、他方、これまた有名な「Oats : A grain, . . . 本文を読む