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▼「リベラル」の定義は日本国憲法を大切にする度合(笑)
https://ameblo.jp/akiran1969/entry-12323163909.html
小品(⬆)ですが秀作です。
わかりやすい。
わたしにはとても書けません。
で、慎んでリブロ。
【解題――なら、「保守主義」とはなんでしょうか】
このブログでもしばしば記している「定義」ですけれど、--所謂「バークの保守主義」なるものは思想の博物館の陳列品でしかないでしょうから--現在における保守主義を、
1)自己の行動指針としては自己責任の原則に価値を置く、そして、2)社会統合のイデオロギーとしてはあらゆる教条に疑いの眼差しを向ける、
よって、3)社会統合の機能を果たすルールとしては、さしあたり、その社会に自生的に蓄積された伝統と慣習に専ら期待する、換言すれば、その社会の伝統と慣習、文化と歴史に価値を置く態度を好ましいと考える--白黒はっきり言えば、伝統と慣習の中には(もちろん、その領域は時代と共に変動するのでしょうけれど)社会的非難という道徳的強制のみならず国家の実力を発動してなされる法的な強制によっても維持されるべき領域が存在すると考える--立場。
ならば、4)その社会の伝統と慣習、歴史と文化に価値を置く態度や心性がその社会のスタンダードな態度であり心性であることを認めリスペクトするような<外国人たる市民>に対しては、逆に、--古来、日本が「帰化人」の人々に対してそうであったように--彼等の伝統と慣習、歴史と文化を<国民>の方も尊重しリスペクトするべきだと考えるタイプの社会思想である、と。
思想の内容面ではなく、思想の形態面から「保守主義」をこのように再定義する場合、例えば、占領憲法の改正や占領憲法の破棄は保守派にとって必然の道である。と、そう私は考えます。ならば、リブロ元ご紹介の「リベラル≒占領憲法愛」というのも、十分条件ではないにせよ必要条件という点では、あるいは、相関関係という点では「日本におけるリベラル」の語義をよく捉えているの鴨ですかね。あくまでも日本における日本だけで通用する「リベラル」の定義ですけれども(笑笑)
<海馬之玄関関連記事>
・定義の定義-戦後民主主義と国粋馬鹿右翼を葬る保守主義の定義論-
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http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/b460070200babd85692d368ac32c7eb4
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http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/82ffd223743cb4533bbeb8de57cd9052
・保守主義-保守主義の憲法観
http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11144611678.html
・保守主義の再定義(上)~(下)
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2
・風景が<伝統>に分節される構図(及びこの続編)
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/87aa6b70f00b7bded5b801f2facda5e3
・「左翼」という言葉の理解に見る保守派の貧困と脆弱(1)~(4)
http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11148165149.html
・・・白黒ちゃんも吃驚👀‼