英語と書評 de 海馬之玄関

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伝統になる日本のマスク? その理由は「同調圧力」あるいは❗

2023年03月17日 13時52分38秒 | 社会思想

ブログ冒頭の画像:記事内容と関係なさそうな「美人さん系」が少なくないことの理由はなんだろう?

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/c566c210ad11db94fc1d87a5fddcf58e

 

Shall I compare thee

to a summer's day?

(Shakespeare

自称・地味顔の柏木由紀、メイク時間は「1時間半がギリ」でも整形しないワケ

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/4f75b9b67cf7875637b635724b1b0ee1

これは「フェイク」?―AKB柏木由紀、しつこいスカウト行為に「もう12年以上年やってますので」

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/19219829baaface9dc6741d81a337853

そして

#アイドルグループといえば↗普通の女の子が地元を元気にする「48グループ」です

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/5682bf3b4adf9d93dc89a1e64bc6a34a

 

 

世界中でマスク姿が生き残っている唯一の国は日本。

世界からも「先進国」さまからも孤立している日本。

完版:保守派のための海馬之玄関ブログ<自家製・近代史年表>みたいなもの

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a3221c77ea0add17edf737d21088cf96

WHOテドロス事務局長「世界の9割が免疫獲得」日本政府「ワクチン接種を!」  

https://ameblo.jp/michiru619/entry-12778432941.html

コロナくん、何となく終了? いずれにせよ、「富裕層への課税」なんかより政治家と公務員の削減を求めます

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/76f8ff25f57e64a263f117dc1c9c834a

しかし、マスク習慣に衰える兆しは見えない、鴨。

理由は、所謂「同調圧力」なるもの

 

でもですね、外出なり宴会なりの盛り上りは他の国に比べても

活発度は中くらいでしょう。控えめに言っても。

 

では、マスクにしか働かない「同調圧力」って、それなに?

それは単に「言ってみただけ」の空虚な説明ですよね。

 

【再掲】イスラム女性からベールと尊厳を奪う傲岸不遜なフランスの詭弁

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/5e5f23b956eb8bc650938dc9d86a4950

[再掲]日本語&英語版「ポリティカルコンパス」紹介-あなたの政治と経済の思想傾向を自己診断

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/3f3ab1875cc147c3e4449126b6e3f13e

ほしのあきさんの<無罪>確定-あんだけ可愛いんだから当然なのです

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/78478ca7d4aebc00f057beebd43f17a4

 

ということで、マスクが普通のままの日本の風景を説明するとき。

それは、やっぱり、主体的にとらえるしかない、鴨。

ならば、ならば、

 

( ^-^)ノ・・・・・日本人はマスクの面倒がそう苦ではない?

( ^-^)ノ・・・・・日本女性はマスクの習慣は嫌いじゃない?

( ^-^)ノ・・・・・日本のアイドルはマスク姿がより可愛い❗

 

これらの事実を直視するしかないのではありますまいか。

花粉症(hay fever)を口実にしてなのかコロナくん前から日本は世界的に見ても

「先進国」さまと比べてもマスク着用率が図抜けてた高かったこと。

この要因を踏まえてなのでしょうか。

https://ameblo.jp/nmb48/entry-12794049754.html

 

実際、わが家の贔屓のアイドルさんたちからも、

 

>マスク姿の方が可愛い❗

 

とファンに言われました。

これ喜んでいいのでしょうか?

という問い合わせもテレパシーで届いている。

お応えしましょう。

 

🌺 This image has nothing to do with the article 🌺

NMB48の贔屓筆頭候補は松本海日菜さんです

https://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-12776515648.html

 

(1)マスクは最早日本の伝統になりつつある

(2)保守主義とは伝統の恒常的再構築の営み

(3)マスクの伝統入りは保守派も是認すべき

 

と、わが家は考えています。ならば、だから、だからこそ、

あるアイドルさんがマスク姿で通すのか脱マスクに舵をきる

のかは保守主義の精髄である自己責任の原則に従って当該の

彼女がご自分で判断されるべきことでしょう。

政治でも消費財市場でもアイドル界隈でも日本では保守派が

マジョリティーであることを念頭にして。

葢し、

所謂「多様性」なるものの価値や素晴らしさというもの。それを保守派も必ずしも否定はしないでしょう。わが国も、古来、数多の「帰化人」の方々を<新しい仲間>として受け入れてきたし、日本の文化伝統なるものの多くは彼等とのコラボレーションの果実であることを否定するような向きは「保守」などではなく、単なる、「無知」なのだと思いますから。

しかし、「多様性」なるものを具現する道のりやスタイルは、リベラル派がしばしばそう口にするように、別に、すべての国が「その市民社会を<地球市民的>なる無国籍の色合いに染める」ものばかりではないのではなかろうか。個々の国家が、各々、独自の文化と伝統を競いあうことによって、世界の総体としては百花繚乱・千紫万紅の<コラージュ>状況を現出する道のりもありはしないか。而して、保守主義に親和性のある「多様性」は間違いなく後者のスタイルであろうと思います

畢竟、いずれにせよ、リベラル派が主張するような「多様性」だけが<多様性>ではないことは明らかでしょう。

 

 

でも、伝統ってそう簡単には変わるものですか?

 

お応えしましょう。それは、

 

>新たな習慣はそれがその社会の伝統と調和的であるのならば

>極めて容易に伝統入りする。

 

風景が<伝統>に分節される構図-靖国神社は日本の<伝統>か?  
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/87aa6b70f00b7bded5b801f2facda5e3

[もう一度]分数の英語-分数Loveのアメリカ人?

https://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-12430755377.html

母校の福岡県立三池高校は少しだけど素敵に変わっていた

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/71f6ffa23e71684dd4624991f3ae3fcb

[平成の思い出にもう一度]刺青慕情-<伝統>の伝播と盛衰を考えるための覚書

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/c58d92ace7518c147ec060e4020253d8

そして、

[再掲]コラム:「左翼」て何なの-教職員組合を例にとって

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/40427fd974fca7cde4ddaf33a42ced46

【再掲】10代女子は、なぜSNSで「韓国語」を愛用するのか?・・・楽しいからでしょう? それが何か?

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/7c898db79b8e8cd58808b18d725abab5

 

例えば、現在の「共通語」は明治初期に、江戸(↖まだ「東京」ではないころ❗)でも極めて限られたエリアのしかも階層方言をもとにしてかなり大急ぎで人為的に作られたもの。それが間違いなく現在の日本の制度すなわち伝統になっていること。

書評:日本人の知らない日本語(海野凪子・蛇蔵)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/04ef12bcccb7b2ca55a14f392ef89859

しかし、その江戸の山手の階層方言にすぎなかった共通語が<共通語>として短期間に機能できたについては様々な産業交通史・教育史・階層移動史もちろん言語史的な背景があっただろうこと。この、英語研修企画および英米法とアイドル論とならぶ KABU の表芸のイシューについて書きはじめると、読者の皆さまを秒殺的に眠らせることは必定

よって、「伝統ってそう簡単には変わるものですか?」このことに関しては、以下「別姓問題」でもって検算しておきます。

尚、フッサール流の意味での「生きられてある世界」と「間主観性」とによって編み上げられている<伝統>と、その<伝統>が変化する経緯に関しては上記URL 紹介の風景が<伝統>に分節される構図とその続編をご参照いただければ嬉しいです。

(以下、歴史に関心の薄い向きはパスしてください。ここまで読んでいただいてありがとうございました)

 

定義集-「歴史」

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/3f3e4f0877f2ce8d9cb14493762b3f87

 

ソフトバンクホークス秋山幸二監督に見る<指導者の器>と保守主義の精神

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ea5e7e17b2488c76914be3834c9e195d

 

 



 

落合恵美子(家族社会学)さんに昔、「庶民に姓がなかった江戸期も【↖これ❎です。「公に名乗れなかった」⭕】、姓を持った明治以降も、男性の1割は跡取りのいない妻方の家に入っていた。その後、勤め人の増加などで、夫の姓を名乗る結婚が当たり前になった」と居酒屋でうかがったことがあります。常識の確認

①元来、「姓」は「kabane」であり、蘇我大臣や物部大連の「臣/連」の如く「カーストの標記:出自に起因する社会的に期待される役割の標識」であったが、漸次それは「姓=sei」となり、単に彼や彼女が所属する氏族を識別する標識の「氏名=ujina」となって行った。更には、自称にせよ「徳川家康≒新田家康=源家康」とされる如く、ある氏族の中の連枝・分派を表す(要は、その分派の根拠地・創業地という、文字通り、地名である)「苗字」に、もって、最後的には「家制度」の確立に伴い<家>の名前である「名字」の意味に変遷したこと

加之、②江戸時代は公家・武家以外の庶民(?)は、村名主等々の特に許されたごく一部の例外を除き「名字帯刀」が禁止されたとされるのは、「名字を名乗ること/刀を公の席で帯びること」が抑制される建前になっただけのことで、それは江戸期にこの社会の人口の少なくとも80%を占めた<農工商>の庶民が「姓:氏名・苗字・名字」を喪失したわけではないこと(例えば、上州新田郡三日月村の農家出身の無宿・木枯らし紋次郎は帯刀して股旅していたのですが(笑)、ちなみに、紋次郎さんが生きていた頃の、関東の街道筋は五街道が「道中奉行≒国土交通大臣」の、その支道が「勘定奉行≒財務大臣」の管轄下に置かれていたのであり、紋次郎さんは紛う方なき「公的空間」を帯刀しつつ旅していたのです!)

並びに、③夫婦別姓の制度は、白黒はっきり言えば(江戸中期以降の武家の家庭を除けば)明治以降の慣習であり、個別日本においては優れて<近代的に特殊>な事柄にすぎないこと。けれども、カレーライスや女子校生のセーラー服が、間違いなく現在の日本社会の伝統であるように、夫婦別姓も現在の日本の立派な/正式の伝統に他ならない

これら①~③は、最早、常識に属することであろうと思います。ならば、これら①~③を反芻するとき、蓋し、(実は、下記の(1)の認識は落合恵美子さんの先駆的業績なのですが、)この「漸増-漸減」の社会史的の背景もまた、



(1)栃木・群馬・山梨・佐賀も伝統的に「専業主婦」空白地帯というイメージもありますが、「近代日本A:江戸後期」の武家社会の文化が「近代日本B:明治・大正期」にかけて公家も含む一般の家庭にも流れ込む中で、他方、軍人を含む「勤め人」が庶民の間の<理想>的な職業となって行ったプロセスで「専業主婦」の概念が確立し、而して、戦後の高度経済成長期の中で<専業主婦>が社会層としても成立したこと

(2)「専業主婦」を必須のユニットとする家庭が日本社会で多数派を占めたことは、しかし、日本史上一回もないこと。現在は寧ろ「近代日本:A+B」に回帰しているとも言えること

(3)この潮流はマクロ的には(19世紀半ばから20世紀初頭にかけての)英米の近代的な家族の成立および変遷ともパラレルなこと

と言えるの、鴨。

 

 

蓋し、もし、上記(1)~(3)の理解がそう満更間違いではないとすれば、日本社会の現下の変貌、加之、それを踏まえた「マスク習慣➡伝統」の評価・分析には、基本に立ち返って(日本のみならず)近代の工業化・情報化した社会における、

(甲)家庭モデルの変遷
(乙)家事労働の貨幣価値の発生と変遷

の両軸の交点に問題を据える必要があるだろう。と、そう私は考えます。

ちなみに、後者(乙)の観点は、1970年代の欧米の「家事労働論争」モダンvsマルクス主義vsポストマルクス主義の三つ巴の論争;日本では、水田玉枝・教条主義的なマルクス経済研究者や共産党系の有象無象の論者・「江原由美子→上野千鶴子」を各々その<輸入総代理店格>とする鼎立)の、ある意味、<仲間内>でのみ通用する小難しい我田引水的言説よりも、・・・

読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧-あるいは、マルクスの可能性の残余

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/385e8454014b1afa814463b1f7ba0448

完全攻略夫婦別姓論要綱-マルクス主義フェミニズムの構造と射程

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/32678755bd2656513241097aae7b6254

そんなハイソなリベラル派のこむつかしい議論(rigmarole)よりも、例えば、アガサ・クリスティー先生の『4.50 from Paddington:パディントン発4時50分』(1957)に登場する、現代社会における「家事労働力の不足」に着眼してビジネス的に大成功を収めるオックスフォード大卒のスーパー家政婦・ルーシー・アイレスバロウの活躍がより参考になる、鴨です。家政婦はミタではなくスーパー家政婦のルーシーですよ、為念。

スリーピングマダー:アガサ・クリスティWORLDの基盤はスタイルズ荘ではなくてヒルサイド荘に眠っていた

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2210d92a14d9e375094aa27281b6866d

 

 

【関連記事】

・書評☆コーヒーが廻り世界史が廻る-近代市民社会の黒い血液

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・カレーライスの誕生★カレーの伝播普及が照射する国民国家・日本の形成

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/22b36db575db9674a03c4f3641558727

 

 

・<再論>保守主義の再定義・・・占領憲法の改正/破棄の思想的前哨として

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2

・憲法訴訟を巡る日米の貧困と豊饒☆「忠誠の誓い」合憲判決-リベラル派の妄想に常識の鉄槌

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ec85f638d02c32311e83d3bcb3b6e714

 

 

[もう一度告知]

ところで、わたしたちのこのブログ、

オピニオンとか料理ネタとか

英語教育とアイドルさんの記事混在してませんか?

ドンキホーテの棚そろえ? あざとい卑怯とは言わないが

わかりにくい❗

 

はい、KABU家にとっては、

英語研修ネタと贔屓のアイドルさんが成長する物語を

数年間をかけて観察するのはまったく同じことなのです

 

わが家を含めて「マスク」はもいいかな?

というご家庭や職場では粛々とマスクさんからの自立がいい、鴨。

 

 



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