海馬之玄関2009年下半期自薦稿紹介

2009年12月28日 18時00分11秒 | Weblog

今日を入れて2009年もあと4日です。少し早いですが、今年下半期の自薦エントリー記事をリストアップします。今年は、ある意味、それが歴史的必然だったのか、しかし、間違いなく短中期的には日本国と日本国民に災厄をもたらす＜民主党政権＞が誕生した年になりました。

冷戦構造の崩壊から既に20年。蓋し、戦後の「55年体制」と言われるこの国の社会構造が変わらなければグローバル化の昂進著しい世界との競争に日本は付いていくことは難しい。而して、「55年体制＝人類史で唯一成功した社会主義」と呼ばれる、予定調和的な「政官財＋労組」のしがらみを断つには、そのしがらみから目一杯利得を得てきた自民党政権では難しいのではないか。と、＜8・30＞の総選挙の地滑り的な民主党の勝利と現下に至るも40％を遥かに超える鳩山政権に対する支持率の高さを鑑みるに、日本の有権者の多くがここ数年そう感じていたの、鴨。

要は、自民党は政策で勝負しているつもりが、ゲームの勝敗は政治が展開される「土俵」の枠組み、すなわち、「土俵」の意匠の是非に移行していたということ。しかし、民主党が破壊はできたとしても安定した新しい政治を構築することなど不可能なことは＜8・30＞の段階で自明のこと。而して、そのことはここ100日余りいよいよ赤裸々になってきている。また、その破壊が日本に数十年挽回不可能な打撃を与えるだろうことも、残念ながら恐らく確実。

ならば、国民の多くが「民主党の不安よりも、自民党流の政治がこれ以上続くことには堪えられない」と＜8・30＞で吐露した現実を直視しながらも、我々保守改革派は保守主義の再生を目指すのみ。師走も押し迫り、このことを強く感じています。ということで、これまた少し早いですが、来年もよろしくお願いいたします。

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