公私多忙&多難でブログから離れていたこの1ヵ月、日本では安倍政権の支持率低迷が続いていたらしい。しかし、アメリカでもシンガポールでもタイでもカナダでも、日本の政治に詳しい知人の中での the Abe Administration の評価は全然低くない。特に、日頃、日本に批判的な民主党支持のInternational Relations or East Asian Studies 専攻のアメリカ西海岸在住の研究者達からは「安倍晋三侮り難し」との評をしばしば耳にした。
Dear Formidable Enemy,
Japanese Prime Minister Shinzo Abe
他人が他国の首相や政権をどう評価しようがそれは彼等の勝手である。まして、私は朝日新聞のように、どこの誰ともわからない識者や市民なるものの声を根拠に、自分の認識を補強しようとも思わない。
けれども、本質的に日本にあまり関心がなく、最近でこそ「キティーちゃん」と「硫黄島」が加わったにせよ、日本と言えば「芸者」「フジヤマ」「従軍慰安婦」と「南京大虐殺」しか知らない。また、It's a SONY や Aginomoto, KikkomanやNintendo はアメリカの会社と思っている向きもいまだに少なくない彼等にとって、安倍政権がこの僅か9ヵ月で達成した実績だけが認識と評価の主な対象であること。而して、その観点からは安倍政権が「敵ながら天晴れ」と彼等には見えるのも十分理解できるのだ。畢竟、安倍政権の業績、
憲法改正を現実政治のスケジュールに乗せる憲法改正のための国民投票法を成立させ、欺瞞と妄想にまみれた、大東亜戦争終結後のこの社会で跳梁跋扈し猖獗を極めた戦後民主主義を屠るための布陣を完成させたこと。
教育基本法の改正から今次の教育改革3法案の成立。しかも、「焼け太り=反日教師や駄目教師の増員」に結びつく文教予算の増額には最後まで明確な言質を与えることなく、日教組・全教等の教育改革の抵抗勢力を粉砕する構えを着々と組み立てていること。
抜く手も見せず防衛庁の防衛省への昇格を成し遂げ、かつ、イラク特措法をきっちりと延長させ、更には、集団的自衛権の行使を可能にする手はずを整えたブレのなさ。しかも、米軍再編を実現するための補助金の「出来高払い化」という旧田中派-竹下派の<ばら撒き補助金>とは異質な制度をさりげなく導入した巧妙さ。
「消えた5000万件の年金データ」という、社会保険庁や自治労(=自治労は、日教組が壊滅させられる近未来、最後の抵抗勢力の牙城となろう。)の<自爆テロ攻撃>にも怯むことなく、社会保険庁改革関連法、公務員制度改革関連法を粛々と成立させた功績。
支那と韓国を交渉の土俵に引きずり出し、印度・豪州・親日的な東南アジアや中央アジア諸国、並びに、欧州との関係を強化したこと。他方、北朝鮮に対して原則的対応を貫き、北朝鮮や韓国が実は最も困る「北朝鮮の敵失を待つ外交姿勢」を微動だにさせず貫徹していること。アメリカ下院での「所謂「従軍慰安婦」を巡る反日決議」を成立させる地点に特定アジアとそのエージェントを追い込んだ毅然たる対応。最後者は、日本がいつでも公然と所謂「河野談話」を撤回する大義名分を得ることを意味するのだから。
国内に目を転じれば、この間の知事選と参議院等の補選で十分な勝利を収め、麻生太郎・中川酒豪という何時でも後事を託せるリーダーを準備したこと。
これらは安倍政権の業績のほんの一部に過ぎない。そして、これらの業績は平成の大宰相小泉純一郎前首相が率いた5年間はともかく、他の歴代政権と比べても最早それらを凌駕すると言っても必ずしも過言ではないだろう。
而して、東京都知事選の勝利や、朝日新聞に対する安倍事務所からの訴訟の提起等々の枝葉の事柄は別にしても、朝日新聞や岩波書店といった戦後民主主義をいまだに信奉する勢力が安倍首相と安倍政権を盛んに攻撃するのもある意味当然であろう。彼等が、安倍首相や安倍政権を批判するだけでなく「安倍官邸は少年官邸団」「逆切れ・開き直りの安倍政権」「品格と落ち着きに欠ける安倍首相」などと、自民党内の獅子身中の蟲たる国賊・加藤紘一等の談話を引用して、なんとか「安倍政権=強権的かつ戦前回帰志向で危険」というイメージに加え「安倍首相=小物」というイメージを流布しようと必死なのも理解できるということ。蓋し、朝日新聞の安倍政権批判&安倍首相中傷記事の底流には「安倍晋三恐るべし」「安倍晋三侮りがたし」の認識があると私は考えている。
しかし、支持率低迷は事実。来る参議院選挙、おそらく、自民党は29の一人区で二桁勝つのは難しいと思う。その場合、自公の連立与党の合計でも50議席前後となり過半数には15議席ほど足りない。けれども、はっきり言って「それがどうした」である。ぶっちゃけ「そんなもん屁でもないわ」だ。否、寧ろ私は自民党がピンポイントで55議席の勝利を収めるのを最善とすれば、次善は自民党の40議席割れの敗北とさえ考えている。なぜか? 簡単な話だ
・自民党内抵抗勢力系の候補が大量に落選するであろうこと
・民主党内の政策論争の対立が嫌でも先鋭化するだろうこと
この結果、政界再編の動きは加速するしかなく、他方、国民には政権選択の選挙ではない参議院選挙という「模擬試験」を通して(リスクをミニマムに抑えながら)次の「あるべき政権とあらまほしかる政策パッケージ」がどのようなものかを熟慮する機会が与えられることになる。
而して、衆議院で圧倒的な議席を自民党が持っている以上(まして、自民党40議席割れの大敗北の場合には、自動的に参議院の自民党内抵抗勢力が今回の選挙で実質消滅するのだから)、政界再編は、結局、現在の保守改革派が率いる自民党主導になる他はなく、加えて、安倍内閣退陣となっても中川酒豪-麻生太郎の両雄が控えている限り、福田康夫氏や谷垣禎一氏が「トリックスター」として、あるいは、自民党-民主党の大連立という政局の天才・小泉純一郎流の鬼手が炸裂し菅直人氏や鳩山由紀夫氏や前原誠司氏が極短期間政権につき小泉政権→「安倍-中川酒豪-麻生」のANA連合政権の路線が1-2年停滞することがあったとしても止まることは最早ない。私はそう楽観している。
ならば、参議院選挙への影響しか念頭にない党内の反対論を歯牙にもかけず国会会期を延長した上で、日本再生と戦後民主主義からの日本の解放にとって重要な法案をすべて成立させた安倍総理は、テルモピレーの峠で迫り来るペルシアの大軍を玉砕しつつ撃退した、かのスパルタの王レオニダスにも比されるべきである。
支持率低迷、ならびに、反日政党&反日メディアの批判と中傷という強大な敵に対して、浮き足立つ自軍の兵士を激励しつつ参議院選挙での自民党の玉砕と引き換えに怒涛の重要法案可決成立により日本を守った安倍総理の胆力とリーダーシップが私にはレオニダスのそれと重なるということだ。よって、私は安倍総理にこう言いたい。選挙の勝敗は時の運、而して、
運なくんば泰然と身を引くに如かず
人生、至る所「青山」あり
政権の業績、すでに千載に留まる
ならば、この上何をか求めん
レオニダスは死中に自ら入りて運命と戯る
たかが参院選、自民党の玉砕もまた一興
●<国会>3法の成立「よかった」安倍首相
安倍晋三首相は30日朝、社会保険庁改革関連法、年金時効停止特別措置法、公務員制度改革関連法の3法が成立したことについて「教育再生3法も含め、国民にとって大変重要な法律が成立して本当によかった」と述べた。また、委員会採決を省略した「中間報告」方式が用いられた公務員法に関しては「21世紀にふさわしい公務員の仕組みを作っていくために必要な法律。大変な抵抗があったが、国民の皆様に必ず支持をいただけると確信する」と述べた。首相公邸で記者団に答えた。
【毎日新聞:6月30日12時6分配信】
Dear Formidable Enemy,
Japanese Prime Minister Shinzo Abe
他人が他国の首相や政権をどう評価しようがそれは彼等の勝手である。まして、私は朝日新聞のように、どこの誰ともわからない識者や市民なるものの声を根拠に、自分の認識を補強しようとも思わない。
けれども、本質的に日本にあまり関心がなく、最近でこそ「キティーちゃん」と「硫黄島」が加わったにせよ、日本と言えば「芸者」「フジヤマ」「従軍慰安婦」と「南京大虐殺」しか知らない。また、It's a SONY や Aginomoto, KikkomanやNintendo はアメリカの会社と思っている向きもいまだに少なくない彼等にとって、安倍政権がこの僅か9ヵ月で達成した実績だけが認識と評価の主な対象であること。而して、その観点からは安倍政権が「敵ながら天晴れ」と彼等には見えるのも十分理解できるのだ。畢竟、安倍政権の業績、
憲法改正を現実政治のスケジュールに乗せる憲法改正のための国民投票法を成立させ、欺瞞と妄想にまみれた、大東亜戦争終結後のこの社会で跳梁跋扈し猖獗を極めた戦後民主主義を屠るための布陣を完成させたこと。
教育基本法の改正から今次の教育改革3法案の成立。しかも、「焼け太り=反日教師や駄目教師の増員」に結びつく文教予算の増額には最後まで明確な言質を与えることなく、日教組・全教等の教育改革の抵抗勢力を粉砕する構えを着々と組み立てていること。
抜く手も見せず防衛庁の防衛省への昇格を成し遂げ、かつ、イラク特措法をきっちりと延長させ、更には、集団的自衛権の行使を可能にする手はずを整えたブレのなさ。しかも、米軍再編を実現するための補助金の「出来高払い化」という旧田中派-竹下派の<ばら撒き補助金>とは異質な制度をさりげなく導入した巧妙さ。
「消えた5000万件の年金データ」という、社会保険庁や自治労(=自治労は、日教組が壊滅させられる近未来、最後の抵抗勢力の牙城となろう。)の<自爆テロ攻撃>にも怯むことなく、社会保険庁改革関連法、公務員制度改革関連法を粛々と成立させた功績。
支那と韓国を交渉の土俵に引きずり出し、印度・豪州・親日的な東南アジアや中央アジア諸国、並びに、欧州との関係を強化したこと。他方、北朝鮮に対して原則的対応を貫き、北朝鮮や韓国が実は最も困る「北朝鮮の敵失を待つ外交姿勢」を微動だにさせず貫徹していること。アメリカ下院での「所謂「従軍慰安婦」を巡る反日決議」を成立させる地点に特定アジアとそのエージェントを追い込んだ毅然たる対応。最後者は、日本がいつでも公然と所謂「河野談話」を撤回する大義名分を得ることを意味するのだから。
国内に目を転じれば、この間の知事選と参議院等の補選で十分な勝利を収め、麻生太郎・中川酒豪という何時でも後事を託せるリーダーを準備したこと。
これらは安倍政権の業績のほんの一部に過ぎない。そして、これらの業績は平成の大宰相小泉純一郎前首相が率いた5年間はともかく、他の歴代政権と比べても最早それらを凌駕すると言っても必ずしも過言ではないだろう。
而して、東京都知事選の勝利や、朝日新聞に対する安倍事務所からの訴訟の提起等々の枝葉の事柄は別にしても、朝日新聞や岩波書店といった戦後民主主義をいまだに信奉する勢力が安倍首相と安倍政権を盛んに攻撃するのもある意味当然であろう。彼等が、安倍首相や安倍政権を批判するだけでなく「安倍官邸は少年官邸団」「逆切れ・開き直りの安倍政権」「品格と落ち着きに欠ける安倍首相」などと、自民党内の獅子身中の蟲たる国賊・加藤紘一等の談話を引用して、なんとか「安倍政権=強権的かつ戦前回帰志向で危険」というイメージに加え「安倍首相=小物」というイメージを流布しようと必死なのも理解できるということ。蓋し、朝日新聞の安倍政権批判&安倍首相中傷記事の底流には「安倍晋三恐るべし」「安倍晋三侮りがたし」の認識があると私は考えている。
しかし、支持率低迷は事実。来る参議院選挙、おそらく、自民党は29の一人区で二桁勝つのは難しいと思う。その場合、自公の連立与党の合計でも50議席前後となり過半数には15議席ほど足りない。けれども、はっきり言って「それがどうした」である。ぶっちゃけ「そんなもん屁でもないわ」だ。否、寧ろ私は自民党がピンポイントで55議席の勝利を収めるのを最善とすれば、次善は自民党の40議席割れの敗北とさえ考えている。なぜか? 簡単な話だ
・自民党内抵抗勢力系の候補が大量に落選するであろうこと
・民主党内の政策論争の対立が嫌でも先鋭化するだろうこと
この結果、政界再編の動きは加速するしかなく、他方、国民には政権選択の選挙ではない参議院選挙という「模擬試験」を通して(リスクをミニマムに抑えながら)次の「あるべき政権とあらまほしかる政策パッケージ」がどのようなものかを熟慮する機会が与えられることになる。
而して、衆議院で圧倒的な議席を自民党が持っている以上(まして、自民党40議席割れの大敗北の場合には、自動的に参議院の自民党内抵抗勢力が今回の選挙で実質消滅するのだから)、政界再編は、結局、現在の保守改革派が率いる自民党主導になる他はなく、加えて、安倍内閣退陣となっても中川酒豪-麻生太郎の両雄が控えている限り、福田康夫氏や谷垣禎一氏が「トリックスター」として、あるいは、自民党-民主党の大連立という政局の天才・小泉純一郎流の鬼手が炸裂し菅直人氏や鳩山由紀夫氏や前原誠司氏が極短期間政権につき小泉政権→「安倍-中川酒豪-麻生」のANA連合政権の路線が1-2年停滞することがあったとしても止まることは最早ない。私はそう楽観している。
ならば、参議院選挙への影響しか念頭にない党内の反対論を歯牙にもかけず国会会期を延長した上で、日本再生と戦後民主主義からの日本の解放にとって重要な法案をすべて成立させた安倍総理は、テルモピレーの峠で迫り来るペルシアの大軍を玉砕しつつ撃退した、かのスパルタの王レオニダスにも比されるべきである。
支持率低迷、ならびに、反日政党&反日メディアの批判と中傷という強大な敵に対して、浮き足立つ自軍の兵士を激励しつつ参議院選挙での自民党の玉砕と引き換えに怒涛の重要法案可決成立により日本を守った安倍総理の胆力とリーダーシップが私にはレオニダスのそれと重なるということだ。よって、私は安倍総理にこう言いたい。選挙の勝敗は時の運、而して、
運なくんば泰然と身を引くに如かず
人生、至る所「青山」あり
政権の業績、すでに千載に留まる
ならば、この上何をか求めん
レオニダスは死中に自ら入りて運命と戯る
たかが参院選、自民党の玉砕もまた一興
●<国会>3法の成立「よかった」安倍首相
安倍晋三首相は30日朝、社会保険庁改革関連法、年金時効停止特別措置法、公務員制度改革関連法の3法が成立したことについて「教育再生3法も含め、国民にとって大変重要な法律が成立して本当によかった」と述べた。また、委員会採決を省略した「中間報告」方式が用いられた公務員法に関しては「21世紀にふさわしい公務員の仕組みを作っていくために必要な法律。大変な抵抗があったが、国民の皆様に必ず支持をいただけると確信する」と述べた。首相公邸で記者団に答えた。
【毎日新聞:6月30日12時6分配信】