英語と書評 de 海馬之玄関

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”ハンバーグは日本語 Hamberg is Japanese”から考える「和製英語」の意味

2018年12月21日 12時10分22秒 | 英語の話題

 

2018-12-19 08:01:00

ハンバーグは日本語 Hamberg is Japanese

https://ameblo.jp/troppobella/entry-12426129908.html

 

おもしろい記事です。 
和製英語のお題の自前記事と組み合わせて紹介させていただきます。
本当は、数日かけて「ひき肉さんと玉ねぎさんの連合軍」に
粘りがでるまで手塩にかけたかった、鴨。
 
正直、出来映えは、羊頭狗肉ではないにせよ、
竜頭蛇尾に終った、鴨。 (ToT)
 
いずれにせよ、このリブロ記事(⬆)ひろがりのある
美味しい記事だと思います。

と、ちなみに、自慢。
アメリカの「ハンバーグ=ハンバーガー」の発祥の地の一つ
ウィスコンシンで、まさに、

自分の両親達が「ハンバーガーwithoutロール」を作り始めたという
おばあさんが80年代末まではおられて、わたしは彼等から、この
アメリカの国民食の不可欠な要素(the essential part of humberger )の
誕生の様子を直接話を聞けた最後の世代だと思います。
 
 
 
 

▽英語のカタカナ表記は「首尾一貫」させるべきか?

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/1a4a5b11403c605388417886a336d5eb

▽和製英語:海外では通じない和製英語、160語を一覧にまとめてみた  

 https://english.chicken168.com/wasei/

 

所謂「和製英語:Japanese-made English, Katakana English」は、英語のネーティブスピーカー(eNS)の方が、最も「困る/笑う」、日本人の英語使用を巡る事柄だと言っても過言ではない、鴨です。実際、「日本人がつい間違えるNGカタカナ英語」「ネイティブが使う英語使わない英語」「こまったカタカナ英語 - つうじる英語に大変身!」「そのカタカナ英語、外国人には通じません」「これで通じる!和製英語の徹底チェック」等々(加之、語彙の誤選択というより文法・語法を巡る論点に重心が置かれている、例えば、「ネイティブに嫌われる英語」「その英語、ネイティブにはこう聞こえます」・・・とかのタイトルのものも含めて)、世の中には「和製英語:the so-called Japanese-English words」を俎上ににのせた/槍玉に挙げた書籍が溢れていますから。

而して、これらの書籍をつらつらながめるに、また、今まで一緒に働いてきたアメリカ人やイギリス人の同僚達が「和製英語」に遭遇した際にみせる反応を観察するに、蓋し、例えば、[珠]名詞の可算不可算の区別や時制、不定代名詞や話法の助動詞の誤使用の方が英語でのコミュニケーションを遥かに阻害すると――少なくとも、傍からみて一般的には、あるいは、日本語の母語話者(jNS)のわたしたちからはそう――思えなくもないのですけれど、[理]冠詞(冠詞のつけ忘れ落とし忘れや取り違い)、および、主語―述語動詞の呼応、自動詞と他動詞の取り違い、ならびに、副詞の置場所の間違いとならんで、[奈]この「和製英語:Japanese English as Loanwords」は、eNSの方をイラつかせ、ときには、それらを口にしたその日本人の教養をも疑わしめるもののようなのです。

 

[珠理]

In the deep blue sea there lived fish whose friends called her Yukirin.(×)

Watanabe Mayu graduation concert will be held at Saitama Super Arena on last Halloween.(×)

Unless your baby, Mikurin, will drink the milk, boil it.(×) 

Unless your baby, Mikurin, will drink (any)  milk, boil one.(△) *

We discussed about the strategies on how to improve the image of HKT48.(×)

 

[奈]

Eggplant/Aubergine is called Nasu in Japanese. 

"Consent" means "outlet/socket" in English and

"Denshi-range," or "Electronic-range" means 

"microwave" ,too.

*本来は不可算名詞を不定代名詞のone は受けることはできないのですが、

現在、「milk➡one」に違和を感じないeNSの方も少なくない、鴨です。 


 

換言して敷衍します。簡単な話しです。蓋し、所謂「和製英語」を、(麻)英語には存在しないもの(友)英語にも存在するけれど意味が異なるものの二つに分けた場合、前者は、土台、eNSにとって意味不明なのですから、逆に、コミュニケーションに起因する「誤解」は生じない。

また、後者の使用もかなり異様な「表象映像」をeNSの灰色の脳細胞内に描き出しはするものの、繰り返しになりますけれども「There was few people present at the conference.(会議は閑散としていた)」とか「The clothes is in the suitcase.(衣類はスーツケースに詰めてある)」(単数複数の誤謬)、あるいは、「Among fruit(s) Yunana from SKE48 likes a banana the best.(SKE48の小畑優奈さんはバナナじゃないけどバナナが好きなひとだ)」とか「Every STU48 member can take the second dish as many as they want.(お代わり自由ですよ、STU48の皆さん!)」(冠詞選択の誤謬)のような、英語力のみならず教養や知能を疑われる類いの表現とは言えないと思うということ。

しかし、アメリカ人の中には――そして、「lady and gentleman」だから口にも表情にも出されないだけなのか、おそらく、イギリス人の中にも、多分――、日本人がしばしばやっちまう(⬅ここ、現在完了進行形です!)英語使用の間違いの中で、日本と日本人を嫌う朝日新聞と同じくらい、「和製英語」に対して苦々しい感情を抱いておられる向きもなきにしもあらずのようなのです。

でもね、もう一度言いますよ。でもね、NMB48の贔屓の安田桃寧さんの、桃寧じゃなかった、寧ろ、「和製英語」は通じないだけで、英語の時制とか冠詞の誤使用、あるいは、否定構文と比較構文の合わせ技や――就中、仮定法、倒置・省略と組み合わされた比較構文と否定構文の合わせ技や――朝日新聞とは違って「悪さ」はしない。和製英語なるもの、それは、英語でされるコミュニケーションの生産性を蝕むものかもしれないけれど、――所謂「従軍慰安婦」なるものを通して日本の国益を朝日新聞が現在完了進行形で毀損し続けているようには、――コミュニケーションを破壊するものではないのではありますまいか。と、そうわたしは考えるのです。而して、もしそう言っても満更間違いではないとすると、

では、なぜに、

なぜ「ハンバーグ」はかくも嫌われる?

あんなに美味しいのに?

 

 

わたしたちの仮説は、そこには、

eNSの皆さんの側にある勘違いがある

のではないかというもの。それは、

 

>和製英語も英語である

 

という勘違い。だから、(麻)英語には存在しない和製英語はもとより、(友)英語にも存在するけれど意味が異なる和製英語に対しても、すなわち、(麻)「ハンバーグ:hamburg/hamberg as a Japanese dish」に対してと同様に、(友)「hamburger:Ameican hamburger without buns」にも不愉快さを彼等は覚えられるの、鴨。要は、[麻友]「和製英語」は、[珠理]英語の運用ルールの逸脱であるだけでなく、[麻友⊆奈]それは、由緒正しい英語のルールに侵入してそれを堀崩す類いの、日本の社会におけるかっての朝日新聞の記事や社説の如きけしからん事象である、と。確かに、朝日新聞が支那の新聞であることは間違いではないとしても、しかし、それは勘違いです、多分。

 

>和製英語は日本語ですから

 

もっと言えば、和製ではない正しいとされる英語なるものが

あるとして、その(松井玲奈)語彙も、(柏木由紀)語法・文法も、

日本の社会の言語空間に置かれるならば、その刹那、それも

 

>正しい英語もそこでは日本語ですから

 

更に言えば、和製英語(渡辺麻友)を巡る問題と直接には関係しませんけれど、正しい英語(玲奈姫や由紀の局)なるものの「正しさ:姫性と局性」を判定する権限は、別に、英語のネーティブスピーカー(eNS)、就中、アメリカの東海岸と西海岸のリベラル派のインテリさんのコミュニティーにだけあるわけでは更々ないですから(eNSに限定したとしても、その実質的な権限は(paramount and predominant authority) アメリカの中西部と南部の言語空間、および、所謂「イギリス英語」がthe native language として話される言語空間という、英米の健全な保守主義が支配するサイレンとマジョリティーが形成するコミュニティーにありますから)。

▽イギリス英語の入門書紹介

 ――役に立つのにお洒落で楽しい「イギリス英語」の招待状のようなもの

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2387050ede4ca0a2947e1c5783157128

▽”書評:日本人の知らない日本語(海野凪子・蛇蔵)”

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/3fa5b3396353842f1a6118014b9ed6b4

 

もっとも、最後の「玲奈―由紀」問題に関しては、【莉】英語の話者の中で英語を母語とはしないタイプの人々が、桃寧さんじゃなった、寧ろ、現在では圧倒的の多数派であり、所謂ピジンやクレオールの英語亜種を含む多様な英語の方言が雨後の筍状態だとしても、

【乃】そんな多様で多層な英語(plenty of Englishes or a large variety of Englishes)が話される世界の英語の世界では真逆の風景も見られる。すなわち、――もっとも、声色までeNSに真似たがる謂わば「英語の物神性」がまま観察される日本の国際基督教大学(ICU)界隈の雰囲気は充分に軽蔑に値するでしょうが――世界の個々の言語社会では、例えば、シンガポールやフイリッピン、フランスやオランダにおいて涙ぐましいほど顕著だと思うのですけれども、そう、逆に、その当該の社会のエリートやエリートを目指す健全な野心に満ちた、NMB48の良い意味での白間美瑠さんや太田夢莉さんのような層は、

①米英の英語のネーティブスピーカー(eNS)の英語を

権威ある英語と看做して、

②自身の社会的の威信を高めるためのツールとしてそれらの由緒正しい英語を身につける

方向に向かわれる傾向もままあること。

 

畢竟、英語のネーティブスピーカーの使う由緒正しい英語「玲奈―由紀」なる、ある種、架空のものを軸に、世界の諸々の英語がつくる世界では(in the assortment of Englishes)、離反拡散と帰還収斂という相反する運動、そう、それは、謂わば「渡辺麻友と指原莉乃の同時存在」、すなわち、謂わば「AKB48第二章」的の状態が劇場公演中であることはおさえておくべき、鴨です。閑話休題。

 

蓋し、「ハンバーグ」は美味しいだけでなく奥が深い。

と、そうわたしは思います。ということで、

今日のお昼はハンバーグ定食で

決まりでしょう。

 

 

 

 

#welovegoo



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