弘前城

好き度：★★★
城攻め：2010/2/13
※日本100名城
※現存天守12城

雪の弘前城を攻めに行ったわけだから、満足はしているのだが、
城よりも雪に圧倒された感じがある。小さいとは聞いていたが、
なるほど確かに小さい。　もしかするとこれまでまわった城の
中には、弘前城よりも小さな城もあったかとは思うが、弘前は
敷地が広いので、余計に小さく感じたのかもしれない。
目に付くのは桜の木。さすがは桜の名所である。満開の桜を想像
すると、是非桜の咲く時期に再び訪れたいと感じた。

東北紀行（２）

定刻通り　朝８時３０分、弘前に到着。　早速「弘前城」天守を目指す。
寒さは大丈夫そうだ。想定外であったのはむしろ雪だ。雪が降り積もる城の
天守ばかりをイメージしていたが、城に行くまでの積雪を考えていなかった。
とにかく転ばないようにすることだけに全神経を集中し、なんどか足を
とられそうになりながらも、結果的には事なきを得た。歩くこと３０分で
追手門に到着。ちょうど雪灯籠祭りが開催されていて、雪を固めて作られた
灯籠が並んでいた。夜は明かりがともるらしいが、今回は観ることはできない。

弘前公園内の積雪は驚くほどで、これだけの雪を観たことは過去にも数少ない。
無邪気に心が躍りシャッターを切った。公園内を１０分ほど歩き、ようやく
天守を目の当たりにする。噂には聞いていたがなるほど、こぢんまりとした
城である。冬の間は残念ながら中には入れてもらえないが、今回は写真撮影が
目的なので、外観だけで十分である。名城スタンプもＧｅｔし、城を後に。

本当はこの後、武家屋敷やお寺が群となっているあたりを散策するつもりで
あったが、雪で足下が不安定な上、どう考えても時間が足りず、今回は断念。
暖かい季節にまた来よう。

つづく

東北紀行（１）

夜行高速バスの集合場所に立つ。
乗り場は異なれど、これまでのバスは新宿発であったが、今回の弘前行き
のバスは東京駅発である。　バスを待つ人の服装を見ると、とてもこれから
東北へ向かうようではない。そんな格好では大変なことになるぞと忠告
しようかと思ったが、まるで雪山に向かうのではないかと思えるほどの
コスチュームは私だけのようだった。

バスの乗車口で自分の座席を確認する。ラッキーである。最前列１人掛け。
日頃の行いの良さなのか、これはかなり運の良いことだ。
定刻を１５分ほど遅れて２３時３０分、バスは東北へと動き出した。
乗車前に買い込んだビールをつまみとともにいただく。前回　福井行きの時
には、あまり飲めなかったことを教訓に、今回はビール１本とワインの
ハーフボトル１本だけにした。ところがわずか１時間足らずですべて飲み
干してしまい、道中　少々さみしい思いをする。

いつも通り、途中何度か休憩をとりながらとなるが、福島のサービスエリア
あたりから雪がみられるようになった。前沢サービスエリアではかなりの積雪。
徐々に緊張の度合いが増してくる。　盛岡で１０名ほど下車。うっすらと外も
明るくなりはじめた。雪が作り出す自然の芸術を車窓からずっと眺めていた。

つづく