SaltyDog

               by kaji

二条城

2010-04-14 | 日本の名城
好き度:★★★★
城攻め:2010/04/11
※日本100名城

桜の名所でもある二条城、初めてにして桜の季節とからみ、とても幸運であった。
京都というと「紅葉」のイメージがあったので、桜でも楽しめるとは正直思って
いなかった。

城は、天守・本丸御殿ともに消失してしまっているが、二の丸が現存する。
本丸御殿のあった場所には、京都御所に存在した建物が移築されている。

この日、海外からの観光集団が多く、あまりゆっくりと観られなかったのは
残念だが、時の権力の象徴とも言える重厚な建造物には、数々の歴史が刻まれ
ていたように思う。

京都攻め(6:平安神宮(完))

2010-04-14 | 城めぐりの旅
出町柳から、三条へ。 イノダコーヒーというキーワードを思い出し、
ちょっと行ってみることに。 交番で尋ねると、詳しく説明してくれた。
ただ、ここからだと20分ほどは歩くよ と。 それとは別に、坂本龍馬
ゆかりの地が2カ所ほどあるようだったので、予定外ではあったが、
ちょっと立ち寄ることに。 池田屋騒動の跡は居酒屋さんになっていたが、
一応石碑は立っていた。

さて教えられた道を歩き、イノダコーヒーを目指す。 15分ほど歩いた。
あれ?とちょっと様子が変であることに気づく。 町がだんだん寂しく
なってきた。 道を間違えたかな? でも一本道だしな。20分位って
ことだったし、もう少し歩いてみようと先へ進む。  五条という標示が。
あれ、三条通りを歩いているはずなのに、どうして五条と交差するんだ?
完全に方向を間違って歩いていたようだ。 今更引き返す気力も時間も
ないので、丁度来た京都駅行きのバスに飛び乗る。

京都駅でコインロッカーに荷物を預け、この日の待ち合わせ場所である
二条城前まで。 夕方からは平安神宮へ夜桜見物の予定であった。



京都へ桜の季節に来るのは始めてであった。 しかも夜桜を愛でることが
できるなんて、桜をこよなく愛する私にとって、願ってもないことである。
平安神宮の夜桜イベント最終日、しかも若干の雨ということもあって、
意外にも人が少なかった。 コンサートも開催され、光に照らされて
キラキラと輝く桜を観ながら、ピアノの演奏を聴く。なんとも贅沢な時間
である。 閉園となる9時ギリギリまで桜を堪能した。

友人たちともここでお別れ。(お世話になりました) 単身京都駅へ。

22時30分、定刻通りバスは京都を後に。 ラッキーなことに最前列。
足を伸ばせるし、前が居ないので、リクライニングシートが倒れてこない
ので、この席が一番だ。

翌朝 6時40分、バスは新宿に到着し、今回の 京都 1泊4日の旅は
終了となる。

(完)

京都攻め(5:鞍馬)

2010-04-14 | 城めぐりの旅
出町柳から約30分程で鞍馬に到着。 鞍馬寺の入り口から若干登ったところ
にケーブルカーの乗り場が。 聞くと丁度今出たばかりなので、次の発車まで
は20分ほど待つと。 どうしようか思案していると、「鞍馬寺までは1キロ、
できるだけ歩いて登りましょう」といった内容の表示が。 なるほど、ならば
歩くか と登りはじめる。 しかし、それなりに急な坂道であり、途中から
石段に変わった。 それでもなんとか鞍馬寺までたどりつく。 気温が低い
のだろう、はく息が白い。 桜もちょうど見頃であった。 写真も撮った
ことだし、さて戻ろうかと思ったその時、「奥の院まで800M」との標示が。
なに? まだ奥があると申すか。 ここまで来て、奥に行かない手はない。
よし行こう。そう決めたこの時点で、この先に待ち受ける過酷な状況を誰が
予想できたであろう。

奥の院へ向かう石段を登り始めたその時、空気が変化したような印象を受けた。
ひんやりとして、新鮮な空気を感じつつ先に進む。 石段を登る そして登る。
やがて下りはじめた。あれ?下るの? えっ?まだ下るの? 地図に目を
向けると、奥の院のさらに先に「貴船口」という駅がある。よし、ここまで
下ったのであれば、再び戻る気はしない。 奥の院を経由して、貴船口駅から
帰ろう そう思った。



ほどなく奥の院へ到着。 お参りをして、貴船口方面の道を進む。完全な
山道となった。とにかく下る。 まだまだ下る。 足もだいぶ疲れてきた
頃、ようやく車の通る道まで出た。貴船寺という寺があるらしい。折角なので
貴船寺にお参りし、貴船口駅に向かうことにした。 駅までどのくらいの
距離があるのか見当つかなかったが、観光案内の簡易な地図によるとさほど
の距離でもなさそうだった。 これが大きな誤算となった。

少し歩くと、貴船口駅という標示が見えた。あ、着いたな と思ったら、
「貴船口駅 行きバス乗り場」と書かれていた。 あれ?そんなバスに
乗って行くほどの距離なのかなぁ~と思いながらも、たいしたことない
だろうと根拠のない思いが頭を支配し、歩くことに。

ところが、道には歩道もなく、車も少ないためか、たまに走る車は猛スピード
で通過していく。 かなり歩いたが、全く駅の気配も感じない。それどころか
民家の1軒も存在しない。 徐々に心細くなる。ヒッチハイクでもするか
ななどと思いながらもさらに歩き続ける。 雨も降り出した。泣きたい気持ち
を我慢し、自暴自棄になりかけたその時、なにやら建物が。 え、駅だ!
まさに砂漠の中のオアシスであった。

ようやく救われた。 快適な電車に乗って出町柳まで戻る。

つづく