鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【受贈】 三重県総合博物館『研究紀要』№10(2024年3月)

2024年04月19日 01時11分54秒 | いち研究者としての日記

藤谷彰さんより標記の完成誌(A4判ソフトカバー)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この紀要には

藤谷彰《研究ノート》「神戸藩の年貢政策と徴租法―高宮村・河田村を事例として―」

が掲載されています。

タイトルにある「神戸」は、国内で「こうべ」「ごうど」などさまざまな読み方の地名が現存するものの、ここでは「かんべ」と読みます。今日の三重県鈴鹿市域に本拠を置き、17世紀に支配の交替が相次ぐものの幕末まで存続した、石高約1.5万のいわゆる小藩です。17世紀初めの江戸幕藩体制成立期の一時期、藩主を務めた一人が、のちに伊予国西条藩(現愛媛県西条市域)を治める一柳直盛です。研究ノートでは、現鈴鹿市域にあたる2つの村につき残された年貢関係史料を解析しながら、小藩ならではの年貢制度事情を見通しました。


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