藤谷彰さんより標記の完成誌を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。
この学術誌には
藤谷彰《研究ノート》「四郷商工会の設立とその意義」
が掲載されています。表題にある四郷とは、今日の三重県四日市市域の南西部に存立していた八王子・室山・西日野・東日野4集落の総称です。日露戦争期にあたる明治39年(1906)、県・市ではなく1つの地域レベルで設立されたその商工会について、個性や歴史的意義を、日本近代における商工会史と照らし合わせもしながら見とおしています。明治末期・大正時代・昭和初期と、段階ごとの変化が読みやすいです。