鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』」『地方史研究』第427号(2024年2月)

2024年02月10日 00時55分29秒 | いち研究者としての日記

地方史研究協議会に投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第427号が完成し発行されました。掲載は155~156頁です。

案内した新刊(清文堂出版、A5判、324頁、本体9,600円+税、2023年10月)は、江戸時代に幕府直轄・大名・旗本・寺社・公家とさまざまな支配領域が入り組んでいた畿内淀川流域を対象フィールドにして、そこで住民に課せられた、朝鮮通信使の淀川遡行を補助する綱引役の歴史を描くものです。幕府直轄を含む複数の支配形態にまたがり課した役を「幕府広域役」と呼んで、江戸時代の前半に幕府が支えられる本質にせまりました。

投稿は、完成書を著者より私へも1冊恵贈してくださったことに対する感謝の意を表したものです。


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