標記の紀要論文を掲載する『中国四国歴史学地理学協会年報』第16号(2020年3月)が完成して発行されました。
この論文は、趣味で平成30年(2018)より取り組んでいる自治体史誌編さん事業史研究につき、事業と同時並行的に歴史を歩む「モータリゼーション」(わが国の場合1970年代以降を主とする「車社会化」)をキーワードに設定しつつ鳥取・島根の山陰2県を主要な対象にしながら、分析を蓄積してきた成果をまとめるものです。今回の分析で、中四国地方9県におけるデータの総合がかないました。
しかしながら、正直いえば、この論文で提示した分析成果は全国レベルの議論だとまだまだ通用しないものです。しかし、近年盛んとなりつつある「自治体史(誌)論」がさらに発展していく将来において、少しでも資することを願っております。